枝豆

「とりあえず生◯つ(人数分)と枝豆ください。料理はあとで追加します。」

居酒屋でメニューを見て料理を検討する前に、ひとまずビールがグビグビやりたい!
そんな時は入店し席に着くや否や、このようにお願いしてしまいます。
初めてのお店などで注文するものが決まっていない場合や、少人数で頼む品数が限定されるときには決まるのに時間もかかりがちですしね。
まずは乾杯して、注文する料理が出てくるまでの時間稼ぎに。

 
なぜ枝豆?

枝豆はあらかじめ茹でて用意されていることが多く、十中八九ビールと同時に提供してもらえます。
また成分が肝臓に良いとされ、アルコールの分解を促進し悪酔いや2日酔いの予防効果がある。
何よりビールと合う。

といった理由から頼むわけですが、たかが枝豆といってもお店によってピンきり。
美味しい枝豆を拘って出しているお店は他の料理も期待できます。
近年市場には様々な品種があり、だだちゃ豆とか茶豆とかは香りや甘みが強く美味しいですよね。

 
今の時期は9月から10月が旬の京野菜“紫ずきん”がオススメ。
最高級の品質を誇る丹波黒大豆からなる枝豆で、ぶりっと粒が大きく風味豊かで濃厚。
名前の通り内側の薄皮が紫色っぽくなります。

「とりあえず生と枝豆ください!」

ペルシャ6寸深皿(Φ18.6xH5.2cm/¥2,835/北窯 與那原正守工房)に紫ずきん


お客様より!

寒い寒い!
家族で自分だけ衣替えをロクにしていなかったため、カットソーやシャツくらいしか長袖がない…。
今晩こそ厚手のスウェットやセーターなんかを天袋から出さねば。

 
そんななかお客様より心温まるメールをいただきました!
お買上いただいた沖縄の器の盛りつけ写真とともにレシピまで♪

 
【以下メール原文より】

 
春菊ともやしの柚子合えサラダ

ブルーの器に柚子の黄色と春菊のグリーン、もやしの白でバランスを

シャキシャキとした歯ごたえと柚子の香りがシャキッと気持ちもすっきり

作り方

柚子の皮
柚子の絞り汁
オリーブオイル
塩 胡椒

もやしはさっと湯がいて
フレッシュ春菊はそのまま ザクザク一口大に切って

柚子の皮も細切りに

全てボールに入れて さっくりと合えて出来上がり

もやしの茹で加減がポイント

歯ごたえと香り

彩りもキレイ

季節と五感を楽しみながら

体と心が喜ぶ お料理レシピでした

a_ayaco

 

a_ayacoさんありがとうございます!
北窯の器の中ではかなり個性的なものですが、上手に使っていただいています。

 

こちらの鉢、読谷山焼北窯の與那原正守工房のもの。
上から見るとおむすび型にたわませてあり、ボウル状の鉢を三つ足で支えています。

器の内側のブルーはペルシャブルーと呼ばれ、與那原さんの器の象徴的なブルーです。
登り窯焼成によって生み出されるため変化に富み味わい深く、沖縄の海や空をも感じられます。
また外側は焼締になっていますが、やちむん伝統の唐草が描かれています。

新しさの中に伝統も活かされた面白い鉢です。
花器に使うのもイイかもしれませんね。

ペルシャ5寸三つ足鉢(Φ16xH7cm/¥2,940)、同7寸(Φ22xH10cm/¥5,880)ともに與那原正守工房