GWのお休み&灰釉染付

先の木曜日は臨時休業いただきありがとうございました。
おかげさまで息子も快復…とはならず、祖母にも遠征してもらいまして未だ発熱中…。
37度台まで下がったと思えば40度超えるような高熱を丸4日繰り返し、漸く治りかけです。

まぁ普通の風邪じゃないってことでの検査結果はアベノミクスもといアデノウイルスでした。
夏にはいわゆるプール熱とも言われるウイルス性のもの。
日経平均株価さながら体温上昇します。

これが抗生剤が効かないので4〜5日かけて自分の免疫で治すしかないんです。
おまけに型が多く何度もかかるようで、ウチのは1歳半のときに続き2回目。
ここ1年以上はなっても1日休めば治るような風邪くらいだったので、保育園通い始めの1〜2歳のときと比べ凄い逞しくなったなぁと感心していたのですが仕方ないですね。
小さなお子様のおられるご家庭はお気をつけください。

 

さてさて間もなく始まるゴールデンウィーク、皆さまご予定いかがでしょうか。
当店は前半(中盤!?)にお休みをいただくことになりました。

 
■GW期間中のお休み■

5月1日(金)〜3日(日)

 
恒例の陶器市での仕入等により定休日の日曜含め3連休させていただきます。
祝日の29日や4日〜6日は営業していますので遊びにきてくださいね。

 

そして先日チラッと写真だけ載せていた常滑の冨本大輔さんの器です。
冨本さんの器は陶土に磁器土が混ぜられた半磁器と呼ばれるもの。
陶器の柔らかな風合いもありながら磁器の硬質さを併せもち吸水性もほぼなく扱いやすいです。

灰釉染付細そば猪口(Φ8xH7.3cm/¥2,160/冨本大輔)

所々見られる鉄粉や焦げたような焼き色は渋く、線の重なり、滲みや途切れに味わいがあります。
それでいて呉須のブルーは明るく爽やかさもあり、死語でいうところの渋カワでしょうか。

そば猪口の佇まいは残しつつもやや細身で背高な形が特徴的です。
飲み物がイメージしやすく、実際8分目容量150mlとコーヒーカップや湯のみサイズ。
フリーカップとしてお好みの用途でお使いください。

灰釉染付めし碗(Φ11.8xH5.6cm/¥2,160)、大(Φ12.7xH6cm/¥2,376) ともに冨本大輔

こま筋文なんて呼ばれる幾重もの輪線が描かれたご飯茶碗が2サイズ。
若干小ぶりな標準サイズとやや大きめの大サイズで夫婦になっています。
癖のない綺麗な形です。

灰釉染付深丼(Φ17.5xH9.5cm/¥4,104/冨本大輔)

同じく輪線の丼ぶりは高さ9.5cmと径に対して深型で見た目シュッとしてモダンな雰囲気。
写真では判りにくいですが、凹みのある高台や見込みにグルリと入れられた1本線も効いています。
うどんや蕎麦は勿論ラーメンにも十分なサイズで、ドカッと根菜の煮物やサラダなんかにも◎

灰釉染付5寸取鉢(Φ15.1xH4cm/¥2,376/冨本大輔)

シンプルな縞模様が両面に染付られ、程よい深さと広めの見込みが使い勝手よく安定感もあります。
深皿といった感じなので取鉢や取皿の他、汁気のあるものや小さめのおかずにもバッチリ。
揚げ出し豆腐や煮浸し等の1品に、また1人分のお刺身や漬物盛り合わせなんかも良さそうです。

灰釉染付7寸鉢(Φ21xH6.2cm/¥4,320/冨本大輔)

内側の立ち上がりに合わせて輪線が描かれた中鉢。
和食器の形ながら高台は低めで目立たず、なんとなく北欧食器っぽさもないでしょうか。
食の和洋を問わず使いたいですね。
家族の炒めものや煮物、カレーやスープパスタにと多用途に活躍。
これからの季節は素麺も似合いそうです。


12月のお休み&よこしまな

早いもので明日から12月。
師走というくらいですし、バタバタとあっという間に年の瀬なんだろうなぁ。

12月のお休みをお知らせします。
先日お伝えしましたように、2日(日)は所用により17時閉店とさせていただきます。
ご注意くださいね。

 
■12月のお休み■

3日(月) 10日(月) 17日(月) 27日(木)〜冬季休業

 

昨日駅の階段を上がっているとバタンと物音。
前の方で二十歳前後の女性が手をついて転んでいました。
かわいそうなことにパンツが丸見え…。

多くの男性がそうだと思うのですが、こういうときって咄嗟に目を逸らしてしまいます。
自分が恥ずかしいのか、他人の恥ずかしいところを見たらダメと思うのか。
なぜか邪な気持ちはないものですよ。

 
常滑の冨本大輔さんより器が届きました。
お願いしてあった“3本縞に内1本”の灰釉染付、漢字違いのステキな“よこしま”な器です。
ところどころ焦げたような薄い呉須が渋いのですが、ボーダーのようで可愛くもあります。

前に少しだけめし碗とそば猪口が並んだもののすぐ完売。
そこでシリーズ化してもらいました。

灰釉染付小猪口(Φ7.8xH5.3cm/¥1,890)、そば猪口(Φ8.4xH6.4/¥2,100) ともに冨本大輔

以前もご紹介した冨本さんの小猪口とそば猪口。
冨本さんの小猪口は小ぶりで珍しいサイズだからか、パッとお買い求められる方が多いです。
どちらもぐい呑みや湯のみ、小鉢など多用途に使いたいですね。

灰釉染付めし碗小(Φ11.6xH5.2cm/¥2,100)、大(Φ12.2xH5.7cm/¥2,100) ともに冨本大輔

めし碗は大小と夫婦茶碗になるようになっていますが、価格差がないところも嬉しいです。

灰釉染付5寸鉢(Φ14.7xH4.2cm/¥2,100)、5寸丼(Φ15×6.8cm/¥2,940) ともに冨本大輔

写真でわかりにくいですが5寸鉢は見込みが広くほぼ平らなので、湯豆腐が形よく収まりそうです。
煮物やお鍋の取り鉢の他、お刺身1人分をこういう器に盛るのもオススメ。
5寸丼は牛丼などの丼物はもちろん、卵かけご飯やお茶漬けにも重宝します。
やや浅めなので鉢にもいいですね。


行ってきましこ

長かったゴールデンウィークも今日までですが、連休後半は天気が悪かったですねぇ。
終日晴れてお出かけ日和になったのは5日だけ。
GWには各地でイベントが催されますが、せっかくの催事も天候不良では…。

そんなGWですが、焼物業界も各地の窯場で陶器市&お祭りがありました。
関東では益子と笠間が有名ですね。
益子春の陶器市へは定休日の1日に行ってきました。
混雑を避け毎度平日に行くのですが、それでもかなりの人出で賑わっています。

当店取扱の作家さんも数人出店されており、新作を見せてもらったり注文を入れてきたり。
それらも届きましたらコチラで紹介しますね。

 
さて、その益子で出会った新しい作り手さんから器が届いています。

築窯師として窯の修復などでも大活躍されている益子町の原泰弘さん。
器の作り手としても日用の器や陶磁器の調理道具をご自身の登り窯で作られています。

並白釉すり鉢L(W22.5xD21.5xH9cm/¥3,990)、S(W15xD14.5xH6.2cm/¥2,100) ともに原泰弘

前回もすり鉢とおろしを少し分けてもらったのですが、今回も持ち帰れる分をいただいてきました。
次回の秋の窯から当店でも広く展開していこうと思います。

 

こちらは冨本大輔さん。
愛知県の常滑にて半磁器の器を作られています。

鎬箸置き豆皿(Φ7.5~8xH1.5cm/¥1,575)、染付箸置き豆皿(Φ7.5~8xH1.5cm/¥1,260)
ともに冨本大輔

白磁のように見える箸置き豆皿は、ロクロ成形してフチを切って作られています。
かなり細い線の染付は、厳密には針先で削った線に呉須を入れた象嵌で描かれています。
鎬の方も細かく1本1本入れられており、かなり繊細な仕事です。
他にめし碗や蕎麦猪口も少し入ってきています。