輪花と稜花!?カルパッチョとマリネ!?

器のカタチに関するお話。

口縁が花型となっているお皿や鉢を見かけることがあるかと思います。
ここ数年流行っているように思えますが、種類でいうと中皿や小鉢が多いですかね。
当ブログでもこれまでにいくつか紹介してきました。
(左の検索窓から“輪花”で検索してみてください)

花びらの数や角度など器によって様々ですが、そのカタチで2種に呼び分けられています。

花びらの先端が【 ( 】丸くなったもの = 輪花
花びらの先端が【 { 】尖っているもの = 稜花

となります。

モチーフが花なので乙女チックになりがちですが、シブいものや端正で凛としたものも多いです。
丸い器が中心の食卓でアクセントになりますし取り入れてみてはいかがでしょう。

 

話しは変わってカルパッチョとマリネの違い。
どちらも家庭でもつくりやすく美味しいですよね。
食材や味が似ていることから混同しやすいのでざっくり違いを書くと

カルパッチョ = 生の肉や魚の薄切りにオイル系やマヨネーズ系のソースを上から掛けた“料理名”
マリネ =食材を酢の効いたオイルやワイン等に漬け込んで柔らかく保存が効くようにする“調理法”

となります。

また盛り付けはどちらかというとカルパッチョは平らに広く、マリネは高さを出してって感じですね。
魚介とは限りませんが、魚介類が好きな島国日本では浸透しやすかったみたいですよ。

淡緑釉稜花平鉢(Φ17.5xH5cm/¥2,940/志村和晃)

同平鉢にエビとホタテのマリネ