よろこんで粉引
昨日ですね、パパ&ママ友家族と一緒にゴハンに行ったんです。
行きつけのお店がいっぱいだったので近くのチェーン居酒屋“庄や”へ。
魔の2歳児が2人もいると馴染みの個人店や個室があるお店じゃないと厳しいんですよね…。
20代のころは公私とも何度かは行っていたのですが恐らく5年ぶりくらいでした。
庄やと言えば「はい、よろこんで〜!」の威勢のいい掛け声です。
それを期待して注文を告げ、さぁいよいよかと待ち構えるも注文の確認のみして終了。
新人のバイトさんで忘れちゃったのかな。
別の店員さんが来た2回目の注文時、再度期待するも先に同じ。
肩透かし。
国立という土地柄でしょうか!?
ないならないで一向に構わないのですが、僅かながら楽しみにしていただけに無駄に残念な気分。
ちなみにポテトフライと焼きうどんがオススメです。
大阪の八田亨さんから器が届いています。
淡い水色に鉄粉が力強く浮き出た八田さんの粉引、全体に入った貫入に徐々に色付くのも楽しみです。
地元岸和田の原土が混ぜられた土の表情も味わいがあります。
粉引くみ出し(140cc/Φ10xH6.5cm/¥1,785)、
粉引マグカップ小(200cc/W11.3xD8xH8.2cm/¥3,150) ともに八田亨
くみ出し茶碗とは茶道の寄付きや待合で白湯や昆布茶などを出すやや大ぶりな茶碗(湯のみ)のこと。
と言っても口径よりも背が低い湯のみを総じて汲み出し(茶碗)と言うことが多いです。
長居される親しいお客さんに緑茶などを出すときに用いるとおもてなし感が出ますよ。
その切立った形状やサイズ感からお子さん用のご飯茶碗、小鉢としてもオススメします。
前回は大サイズをお願いした八田さんの裾広がりのマグ、今回は小サイズが届いてます。
小と言っても8分目で200ccほどの割りとタップリです。
釉掛けした際の指の跡を敢えて意匠として残しているのも面白いですね。
また完売していました7寸のリム鉢も再入荷しています。
重厚感あるガッシリした作りながら爽やかな色合いに柔らかな質感の鉢です。
やや浅めで家族の炒めものなんかをドサッと盛り付けつるのにいいですね。
合わせてフチにグルっと勢い良く刷毛目がある豆皿も。
お新香の色も映えそうです。
刷毛目豆皿(Φ9.4xH2.4cm/¥1,050)、粉引7寸リム鉢(Φ21.4xH5.6cm/¥4,200)
同リム鉢に茄子の生姜風味サラダ
白磁いろいろ
“ぞうのババール”というお話をご存知ですか?
名作絵本のようですが恥ずかしながら自分は知りませんでした。
その“ぞうのババール”には絵本以外に音楽物語があります。
1989年に発売された日本語版CDはピアノクラシックと忌野清志郎さんによる読み聞かせなんです!
先月の命日にRCサクセションやソロの曲を店で終日聴いていたのですが、その日に来られたお客さまに「息子さんと今度聴いてみてください」とオススメされ後日CDを持ってきてくれました。
息子よりも父ちゃんのほうが楽しみで早速寝かしつけの際に流すことに。
しかし2歳6ヶ月の我が子にはストーリーが難解かつ音楽がやや怖そう。
それでも「ババールがエレベーターに乗ってるねぇ!」「車に乗るんだって!」と復唱しています。
情景は浮かべているようですね。
ただ重大な問題がありました。
途中ムラがあるものの35分最後まで聞き、挙げ句「もう1回っ!」と寝てくれません…。
天気のいい日が続いており暑くもカラッとしていますね。
ちょっと梅雨が中休みしすぎで夏の水不足が心配です。
そんななか夏場にも涼し気な白磁がいくつか届いています。
長野で作陶されている阿部春弥さん、先日の松本にて新たに取扱させていただくことになりました。
やや青みがかった色合いに細かな仕事の白磁は優しくも凛とした雰囲気です。
注文分は少し先になりそうですが、せっかくなので少し分けてもらってきました。
白磁面取マグカップ(W11.2xD8.3xH7cm/¥3,150/阿部春弥)
太めに面取されたマグカップは8分目で160ccほどの珈琲向き。
クラシカルなような新しいような高さの割に径の太いバランスが可愛らしいですね。
白磁陽刻三島文豆皿(Φ8.6xH2.2cm/¥1,050)、白磁縄文6寸皿(Φ18.2xH3.5cm/¥2,730)
ともに阿部春弥
三島手の器にある文を白磁に薄っすら浮かびあがらせた豆皿は上品な佇まい。
醤油皿にはもちろん、天ぷらに添えて抹茶塩などの変わり塩とかバッチリ合いそうです。
縄を押し当てたような矢羽のような模様がフチに入った6寸皿。
平らで広い見込みに深さもあるので、肉じゃがや煮魚といった汁気のある料理に使いやすそうです。
また土岐の加藤仁志さんの白磁も少し届いています。
白磁鎬片口鉢(W15.5xD14.8xH5.3cm/¥3,150/加藤仁志)
白磁鎬のシリーズに浅鉢として使いやすそうな5寸ほどの片口鉢が新登場。
手仕事感を出して柔らかく入れられた鎬や指で押さえて作られたような口から温かみが感じられます。
山かけマグロとかどうでしょう。
ジメジメ嫌な季節を生花一輪で気分転換させてくれそうな加藤さんの花器も。
左から 白磁鎬小花器A(Φ7xH9.7cm/¥2,835)、B(Φ7xH10.5cm/¥2,835)、
角花入S(W4.6xD4.6xH9cm/¥2,730)、L(W4.6xD4.6xH12.8cm/¥3,150) 全て加藤仁志
6月のお休み&松本より
先の26日(日)は臨時休業いただきありがとうございました。
翌日の定休日と合わせ1泊2日で松本に行ってきました。
日本で1番歴史が古く大規模なクラフトフェア、今年も満喫!?してきました。
最初に移動で飽き飽きの息子を遊具のある広場で散々遊ばし、現地で会った友人家族と一緒に木陰でランチ、子どもたちと小川でジャブジャブ遊びと本業そっちのけの前半。
陽射しが強く暑かったので既にグッタリでしたが、後半になってから駆け足で見てきましたよ。
なんとか少しは持ち帰りましたし、注文も入れてこれてよかったです。
翌日、のんびり松本観光の予定がお昼時に息子発熱、ダッシュで帰りましたとさ…。
さて、6月のお休みをお知らせいたします。
■6月のお休み■
3日(月) 10日(月) 17日(月) 22日(土) 24日(月)
友人の結婚式出席のため22日の土曜日は臨時休業させていただきます。
来月も定休日以外にお休みいただき申し訳ありませんが宜しくお願いいたします。
松本で出店されていた叶谷真一郎さん、注文分は年内の納品が難しいとのことで新作を中心に分けてもらってきました。
叶谷さんとはちょうど1年前の松本で出会ったのが最初でした。
そのときは東京での取扱が当店だけでしたが、ここのところどんどん忙しくなっているみたいです。
何より何より。
灰粉引リム鎬7寸皿(Φ21.5xH3.2cm/¥4,410/叶谷真一郎)
灰粉引豆鉢(Φ9xH3.9cm/¥1,050)、灰粉引片口(W12.5xD11.5xH6cm/¥2,310) ともに叶谷真一郎
叶谷さんの灰粉引は浮き出た鉄粉と縮れ入った貫入で土味溢れる表情をしていますが、端正な形としっとりした質感からどこか上品な印象です。
リムの鎬が雰囲気あり見込みがフラットな7寸皿、和洋問わずメインのおかずに活躍しそうです。
今が旬のアジの開きとかトマトソースのパスタもカッコいいと思います。
塩辛などの酒の肴が似合いそうな豆鉢、小鉢として使いやすそうな1合片口も入荷しています。
灰釉足付鉢(Φ13.2xH7.2cm/2,730/叶谷真一郎)
清涼感のある淡いグリーンの足付鉢、単調な食卓に高さのある器があるとアクセントになります。
デザートカップとしてアイスやプリン、またピスタチオとかナッツを盛ってもいいですね。
