山田洋次「スリップの器展」のご紹介

まだまだ暑い日が続いてますね。
9月に入り油断したこの時期に熱中症ってよく聞きます。
水分補給等どうぞお気をつけください。

 
さてさて、当店取扱作家の山田洋次さん(ex. yamayo pottery)。
信楽でスリップウェアを専門に作られており、以前(8/2のblog)にも紹介させていただきました。

今月末から来月にかけてスパイラルマーケットで個展をされるとのこと。
宣伝してくださいってことなんで、仕方なく(ウソ)ブログを書く次第であります。

 
spiral market selection vol.227 山田洋次「スリップの器展」
2011/9/23(金)〜10/6(木)
詳細はコチラ

(DM画像はスパイラルさんとこからですが宣伝なんで使いますね)

 
このDMに並んでる豆皿、当店でも定番で並べています!

置いてあるだけでカワイイですし、来客時にチョコレート載せるだけでオシャレです。
ふむふむ、南青山というオシャレ街のオシャレビルで個展をされるだけあります!

スリップウェア豆皿(10.5×9.5xH2/¥1,470/山田洋次)に♬チョコレートはゴーディーバァー



京の黒い器

ちょっと前に及川静香さんの器の紹介と合わせて京都の居酒屋の思い出を書きました(8/28のblog)。
今回も京都でお世話になった1店を勝手にご紹介します。

 
京都の洛北高校前交差点から西へ2分ほど歩くと「美酒旬菜 山家(やまが)」があります。
母校の学生が代々バイトをしていたこともあり、学生には幾分敷居が高い小料理屋的なお店にも関わらずお邪魔していました。(昨年改築&増床され、テーブル席や個室が増え和モダンな空間に!)
プレミアム焼酎はブーム以前だったので、魔王も500円でガブ飲みしてたような…。

この山家さん。
鮮度抜群の鳥料理の数々や京野菜を用いた料理なんかが中心のダイニングバー。
地鶏の刺身はレバー、砂ずり、ハツ、ささ身の4種食べられ絶品!
他にも地鶏の唐揚げ、ハモの天ぷら、まぐろとアボガド(とんぶりとキザミ海苔を載せ山葵醤油)、鶏味噌きゅうり、万願寺とうがらし、水菜のハリハリ鍋。
文字にしてるだけでヨダレが。。。

また料理が丁寧で美味しいだけでなく、合わす器や盛り付けも素敵なんです。
(プロですし当たり前ですね)

 
さて、当店取扱作家の荒山浩文さん。
修行時代と独立当初を京都で、現在は丹波立杭焼の兵庫県篠山市に工房を構えています。
そして料理をイメージした器づくりをされています。

その荒山さんの炭化焼成の器。
鉄系の釉薬を薄くかけてあり、その濃淡によりマットな部分とツヤの部分とになっています。
使用とともにツヤの部分は一層ツヤが増し、ザラついたマットな部分はしっとりと。
少し赤みがかった黒、見た目より軽いのも特徴。
そして黒が料理を引き立て食卓はグッと引き締めます。

深さがあるので、汁気のある料理や高さの出るサラダなんかにも活躍します。
8寸の平鉢は日々の食卓で盛り鉢に、5寸は取り分けにちょうどのサイズ感。

 
京都を離れて数年後、結婚を聞きつけた山家のマスターがお祝いに器を送ってくださいました。
その黒い器、小さいサイズも特注し、今では京都から離れた国立で並べています!

炭化焼成5寸小皿(Φ15.4xH3.5cm/¥1,260)と炭化焼成8寸平鉢(Φ24xH6cm/¥3,675) ともに荒山浩文

同8寸平鉢に水菜のサラダ


W加藤を訪ねて’11夏(仁志さん編)

8月の21日から24日にいただいた夏季休業、実家への帰省とともに仕入れにも行ってきました。

 
8月22日(火)
岐阜県土岐市の加藤仁志さんの工房へお邪魔してきました。

少しだけ早く着いたので、すぐ側の「道の駅 志野・織部」へ。
名前からして美濃焼の里に来た感が高まります!
売られていた野菜を物色すると美味しそうで安く、帰りに寄ることを決める。

そして工房へ向かうと、仁志さんは素焼きの窯出し中でした。

出されたばかりの白化粧された粉引の鎬(しのぎ)カップ。まだほんのり温かかったです。

しかし、当店で取扱っているのは同じく鎬ですが白磁のほう。
最近は粉引の仕事の方が多いそうですが、いやいやどうして白磁もまたイイんですっ!
青みがかった古色風の色合いに、わずかに入る鉄粉。
女の人の多くが好きなテイストの白磁じゃないでしょうか?

そしてコチラは実際に見てもらってからか、個展でしか出されない穴窯で焼かれた白磁。
写真ではわかりませんが、ところどころ釉薬が流れたり灰が被ったりして窯変しています。
(手前の鎬の碗はガス窯焼成のもの)

注文してある通常のガス窯の白磁がもう少しかかるとのことで、少し分けてもらいました。

 
加藤仁志さんは岐阜県土岐市の生まれ。
大阪芸大や土岐の陶磁器試験場を出られ、2004年より独立されています。
仁志さんとは歳の差1つ、東海地方生まれで学生時代関西在住、0歳児の父とまたまた共通点が多く、前回の智裕さん同様に勝手に親近感を持っています♬

そんな彼が作る器はシンプルで実用的で、とても優しく柔和な雰囲気。
ご本人の人柄がホントによく表れています。

白磁鎬飯碗(Φ12xH5.7cm/¥2,520)と穴窯白磁面取マグカップ(持ち手含まずΦ9xH7.5cm/¥3,360)