W加藤を訪ねて’11夏(智裕さん編)
8月の21日から24日にいただいた夏季休業、実家への帰省とともに仕入れにも行ってきました。
8月21日(日)
生憎の雨の中、20〜21日と開催されていた常滑焼祭りへ。
会場は常滑の競艇場“ボートレースとこなめ”という異色の陶器市です。
実際にアマチュアレースやモーターボート試乗体験なども催されていました。
そしてメイン会場である競艇場建物内は窯元が特価品や新作を並べている一方、チンドン屋が練り歩いたり、子供たちによるダンス大会が行われていたりとなかなかのカオスっぷり。
そんな陶器市なのですが、屋外に若手作家グループテントという一角があります。
尾形アツシさんや伊藤聡信さん等の売れっ子作家さんたちも出店されていました。

今回お目当てとしていたのは、愛知県常滑市に工房を構えている加藤智裕さん。
修行時代にオーストラリアで陶芸家に師事したり、一時期陶芸を離れていたりと少し異色の経歴をお持ちです。
現在は主に型打ちや鋳込みによるモノトーンの洋食器を半磁器で作られています。
マットで古色を帯びたような色合いと質感は、アンティーク調であり品もあります。

加藤智裕さんとは歳が近く、名古屋出身、子供が0歳の同学年、ヒゲなどと共通点が多いため、ちょいと一杯どうですか?って誘いたかったのですがそれはまたいずれ。
会場では手始めにオーバルプレート2色3サイズをお願いしました!
小21cmはケーキやおかず、中26cmは1人分のメイン、大33cmは盛り皿に。
オシャレなだけでなく、用途に合った使いやすいサイズ展開も嬉しいです。
なかなかありそうでない、シンプルで使いやすいプレートはいかがでしょう?
白マット・鉄錆釉 オーバルプレート(W21cm/¥3,255 , W26cm/¥4,200 , W33cm/¥5,250)
おもひでねばねば
学生時代に7年過ごした京都、その高野交差点近くにある個人経営の居酒屋「田(でん)」。
美味しい、安い、ホールのおばちゃん愛嬌抜群!
私的イイ居酒屋3原則バッチシでした。
「海鮮いかトロロ」と「ネバーギブアップ」
こちらはその居酒屋にあったメニュー。
海鮮いかトロロなんて人数分を頼むほど仲間内の名物でした。
週1で通っていた10年以上前を思い出してご紹介すると、
「海鮮イカとろろ」麺つゆ系のお出汁にイカそうめんと山芋おろし、生ウズラ卵、山葵、キザミ海苔
「ネバーギブアップ」納豆とオクラと山芋短冊、卵黄とカツオ節で醤油をかける
だったような…。
おばちゃんはいつもニコニコ話しかけてきて、時に叱咤激励してくれる京都のオカンでした。
お店が代替わりをし、自分も京都を離れたため現在のお店やおばちゃんはわかりません。
そんなこんなで、今でもネバネバ系を食べると田のおばちゃんを思い出します。
だいぶ高齢になってると思うけど元気だといいなぁ。
ゴウくん今じゃこんなんしてまーす!
写真は栃木県の益子町で作陶されている及川静香さんの刷毛目5.5寸鉢。
ところどころヒビ割れた勢いのある刷毛目がカッコイイですね。
こういう器は適当に漬物を2~3種類盛るだけで様になります。
刷毛目5.5寸鉢(Φ16.5xH6cm/¥2,310/及川静香)
同鉢にイカオクラ納豆
残暑お見舞いと琉球ガラス
残暑お見舞い申し上げます。
立秋から秋分までを残暑と言うそうです。
ここのところは涼しい日もありますが、やはりまだこのまま秋へとはいかないようです。
引き続き熱中症や夏バテなどに注意ですね。
さて、昨日まで4日間の夏季休業をいただき帰省していました。
それと合わせて、常滑焼祭りにて加藤智裕さん、有松にて絞りの小物、土岐の加藤仁志さんの工房へと予定通り仕入れもできました。
そちらも入荷しましたらお知らせします!
沖縄よりガラス工房清天の琉球ガラスが入荷してきました。
前回すぐに欠品してしまった鉢やグラスなんかも再入荷してます。
残暑を南国のガラス器とともにいかがでしょう。
清天さんの琉球ガラスは泡盛の廃ビンを原料とし、職人さんが一つ一つ吹く吹きガラスです。
温度変化が激しく吹くのが難しい再生ガラス、その色はどこか暖かく優しいのです。
また日常での使用を前提とした、程々にアーティスティックで狙いすぎないデザインも魅力的!
