阿部春弥展ご案内&新着
気がつけば今日から9月。
昨日今日と涼しく夏ももう終わりの気配ですね。
ブログがご無沙汰してしまいましたが夏季休業明け先週より通常営業しています。
そしてニッパチと言われ暇な8月なのに、連日数多くのお客さま(当店比)にご来店いただきました。
東急電鉄の沿線フリーマガジンに掲載された反響のようです。
(“SALUS(サルース)”9月号の特集「はじめての器選び」に掲載いただきました。ありがたや〜!)
ネット及びSNS全盛のこの時代でもアナログな雑誌やフリペーパーもまだまだ影響力あるようです。
それぞれの良さがありますし、新聞含め紙媒体も残っていってほしいなと思います。
さて先のブログでも触れていますが会期が今月末に迫ってきましたので改めて作品展のご案内。
阿部春弥さんの個展を今月23日(土)より開催いたします!
【阿部春弥展】
9/23(土)〜9/30(土)の8日間(期間中は無休)
初日23日(土)に阿部春弥さん在店
※展示準備のため勝手ながら9月21日(木)22日(金)は臨時休業させていただきます
紙媒体であるDMも上がってきました。
長野県上田市にて白磁のうつわほか磁器専門に作陶されている阿部春弥さん。
2013年の松本のクラフトフェアでお声掛けして以来4年ほどお付き合いさせてもらっています。
3ヶ月前に少量入荷のご紹介はしていますが、学大に移転してきてからドーンとまとまった入荷がなかったので、今回の個展を心待ちにされている方も多いんじゃないでしょうか。
古陶からの影響も見受けられる凛とした佇まいの阿部さんの磁器。
磁器特有の硬質さや無機質さより、釉調や手仕事の風合いによる優しさのほうが感じられます。
また繊細な仕事ながらうつわの作りはしっかり、他所行きでなく日々の食卓で活躍するうつわたち。
ほんのりと青みがかり艷やかで透明感のある白磁、吸い込まれそうな深いルリ釉、そして当店では初めての黄磁と淡ルリの4色が個展を彩ります。
開催まで3週間、どうぞ楽しみにお待ちくださいね。
と、その前に入荷情報。
夏季休業明け入荷ラッシュでして、個別の紹介は後日になりますが並んだ様子などご覧ください。
中村恵子さんより秋色のうつわが届いています。うつわも衣替えどうでしょう。
稲村真耶さんの工房よりウットリしてしまう磁器を連れ帰りました。
及川静香さんから土味あるうつわが届きました!
北窯新着&夏季休業
息子くん初めての夏休みも既に半分が終わり折り返しています。
7月20日が終業式は昔から変わりませんが始業式は8月25日!
最寄りの公立小ですが8月いっぱいまでではなく1週間短いみたいです。
ゆとり教育の反動!? 替わりに冬休みや春休みが少し長くなってる!?
しかしまぁ昔より暑くなってる日本の夏、8月下旬なんて残暑どころかほぼ真夏なのに可哀想。
また小1でもドリルほか読書感想文に絵日記に工作、さらに自由研究までと宿題盛り沢山。
帰省前に宿題を終わらせるって言ってたのに終わりそうにありません。
ウェブサイトトップには月初より記載していますが、コチラにも夏季休業のお知らせを。
定休日含め下記日程にてお休みさせていただきます。
直前のお知らせとなり申し訳ありません。
【夏季休業のお知らせ】
8月10日(木)〜21日(月)
勝手ながら事情により例年に比べ長期の休業となります。
ご不便おかけしますがよろしくお願いいたします。
さてさて、沖縄より読谷山焼北窯のやちむんが届き新着分が平台に並んでいます。
宮城正享工房から今回も少しずつではありますがなかなかに上等。
力強さに加え、よく大らかと表現される温かみやユルさのようなものがありほっこりです。
そして南国のうつわだけあって夏の食卓には一段と似合います。
3.5寸マカイ(Φ10.5xH5.4cm/1,296yen)、4寸マカイ(Φ12.5xH6cm/1,512yen)、
6寸マカイ(Φ18.3xH8.6cm/2,916yen) 全て北窯宮城工房
沖縄のことばで碗をあらわすマカイ。
高台が広めで安定していてやや浅型なのが特徴でしょうか。
今回は完売していたご飯茶碗サイズの4寸や丼ぶりサイズの6寸も入荷してきました。
左の3.5寸はお子さんや小食の女性のご飯茶碗の他、小鉢にとお買い求めの方も多いですね。
そばマカイと言われる6寸は沖縄そばは勿論、うどんやラーメンにも十分な大きさです。
4寸皿(Φ12.5xH2.7cm/1,512yen)、7寸皿(Φ21.2xH4.5cm/3,996yen) 全て北窯宮城工房
お皿は4寸と7寸の2サイズと少ないですが、やちむん定番の伝統技法に伝統柄で届いています。
4寸皿はイッチンというケーキのデコレーションのような技法で描かれたもの、7寸皿は点打という不規則かつ流れて歪な味わいある水玉の染付。
小皿サイズの4寸皿は取皿やお漬物など小さなおかず、水ようかんなどのお茶請けに。
7寸皿は2〜3人分の炒めものやサラダ、大きなおかず、カレーやパスタにと多用途に活躍します。
4寸ワンブー(Φ12.5xH4.5cm/1,620yen)、
5寸ワンブー(Φ15xH6cm/2,160yen) 全て北窯宮城工房
沖縄のことばでワンブーと呼ばれる縁つきの鉢は下の6寸と合わせ3サイズ届いています。
宮城さんのワンブーは個人的に大好きで、一般的なものよりやや浅く丸っこくてかわいいんです。
4寸はお惣菜やヨーグルトなど小鉢サイズ、5寸は1人分の煮物やお鍋の取鉢サイズです。
リム付きのお皿や鉢と同様、盛り付け時に余白が自ずと生まれ盛り栄えするのも特徴ですね。
6寸ワンブー(Φ18.5xH7cm/3,240yen/北窯宮城工房)
同じくワンブーの6寸。
家族の煮物やらに使い勝手のいいサイズで、我が家でも使用頻度の高いうつわです。
根菜やカボチャの煮物とかブロッコリーとかをゴソっと盛るとカッコイイですよ。
青粉引と飴釉と
月初の個展閉幕後いつもののんびり常設営業に戻っています。
ってもう7月も月末も月末、それもなぜか深夜も深夜の午前3時過ぎ。
夏バテで…ってわけではないですが久々の更新となり申し訳ありません。
それにしても今月の東京は梅雨明け前から雨もほとんど降らず猛烈に暑かったです。
気温だけみると大したことないのに湿度と熱がこもってる感みたいなのが異常。
夜も気温が下がらない日が多く、名古屋と京都と暑いとこ育ちな自分もかなり堪えます。
歳のせいもあるのかな…。
でも豪雨の増えている感じとか含めもう亜熱帯ですね。
さてさて、入荷時に店内に並んだ様子だけご紹介した八田亨さんの新着。
遅くなりましたが個別にご紹介していきます。
八田さんの定番の青みがかってチョコミントのような粉引。
大小の鉄粉や貫入など土ものらしい力強さがありつつも、ロクロの感じや色艶から柔らかです。
小手先ではないどっしりとした存在感があります。
青粉引マグカップ(W12.5xD9xH10.7cm/3,564yen/八田亨)
やや裾広がりの形に大きなハンドルの付いたビアマグ風のマグカップ。
白化粧のムラや無作為の鉄粉に味わいがあり、無骨な造形が男心くすぐります。
全体にビッシリ入った貫入に徐々に色が入って育っていくのもお楽しみください。
8分目容量300mlのたっぷりサイズで朝のカフェオレなんかにも嬉しいです。
手仕事のマグには大きいものが少ないので探されている方も多いかもしれませんね。
青粉引5寸輪花鉢(Φ152xH6.7cm/2,700yen/八田亨)
ニラのおひたしに卵黄乗っけて
花びら型の縁や丸っこい形が可愛いらしい輪花鉢ですが、それでもやはり八田さんの粉引。
その表情やガッシリした作り、甘いだけじゃなく男も使いたくなる輪花です。
深さがあるので煮込み料理や肉じゃがなど銘々の汁気のあるおかずに。
また数人分の漬物盛り合わせなんかを高さを出して盛るといいんじゃないでしょうか。
(お初の5寸とともに小鉢サイズ3寸も届いたのですが既に完売…ご紹介遅くなりスミマセン)
青粉引7寸リム鉢(Φ21.5xH6.5cm/4,320yen/八田亨)
当店定番のリム鉢の7寸も久しぶりに再入荷しました。
5年以上前、これに惚れて八田さんとのお付き合いが始まったという個人的に思い入れあるうつわ。
浅めの形にクイッと付けられたリムがカッコよく、洋の食卓にも違和感なく馴染みます。
見た目だけでなく形とサイズと重厚感のバランスがやっぱりいいんです。
炒めものや煮物の盛鉢に、またカレーやパスタにと多用途にお使いいただけます。
今回初めての八田さんの飴釉は角皿2種で届きました。
黒っぽい濃い色目なので、飴色でもほっこり優しい感じではなくシュッとしてカッコイイです。
エッジ部分の濃淡の出方なんかも味わいあります。
飴釉額皿 長方小(W10xD6.6xH1.3cm/1,728yen/八田亨)
飴釉額皿 正方中(W20.7xD20.7xH4cm/4,320yen/八田亨)
その名の通り額のような角皿です。
カチッとした他所行き感もありつつ、それでいてカジュアルにも使えそうでシーンを選びません。
濃色に食材の色も映えますよ。
長方小はお醤油や塩、薬味などのほか梅干しやオリーブなんかをちょこっと盛ると可愛いです。
正方大は対角27cm弱と8寸皿くらいの使い勝手で大皿料理にも対応できます。
サラダやカルパッチョ、前菜盛り合わせ、パスタ皿なんかに使ってもオシャレですね。