木の器と食の道具

先日5歳の息子が初めてのおつかいに行ってきました。
行き先は200mほどの距離にあるすぐ近所のお店で親とは何度か行ったことがあります。

とはいえモノを探してレジに持って行き、お金を払ってお釣りをもらってくるとポイント多数。
おまけに自分で好きなお菓子を選ぶのとは違い頼んだのは長ネギです。
ネギも数種類並んでいますし多少は苦労するかなと思ったのですが…あっさり任務遂行しました。
ものの5分ほどでしっかり長ネギ抱えて帰ってきたのでした。

長ネギの場所は店員さんに教えてもらい、会計では小銭を全部出して計算してもらったとのこと。
もちろんしっかり褒めてあげたのですが…少し拍子抜け。
判らなくて1回戻ってくるとか違うのを買ってくるとか少しテレビ的なのも期待したんですけどね。
それには3〜4歳でやらさなきゃいけなかったかな。
すっかり年長さんのお兄ちゃんです。

 

さて相変わらず更新サボり気味で6月も最終日ですがご紹介できていなかった新着のものを。
まずは岐阜県飛騨市の木工房“kino workshop”の片岡ご夫妻から届いた木のトレイ。

裏面には焼き印が入っています

今回は楕円と丸の2種が明るい木肌のクルミ、シックな茶褐色のウォールナットの2色。
家具に使われる上質な無垢材を日光や湿度で反りが出ないようやや厚めに削りだし、クルミ油を摺り込んでほんのり艶のある滑らかな木肌に仕上げられています。
削り跡を残さず木目を生かしたシンプルなデザインが器や料理を引き立ててくれますよ。

楕円のトレイ大(W25xD18xH1.7cm/4,536yen/kino workshop)

ちょっと珍しいオーバルの木製トレイ。
お盆としても3〜4人分の飲物を運べますが、写真の晩酌セットのようにトレイ使いがオススメ。
また木皿としてチーズや生ハム等オードブル盛り合わせ、サンドイッチとサラダだったりも◎
我が家では朝食のパン皿としても長年活躍しています。

marubon8寸(Φ24.8xH2.1cm/6,480yen/kino workshop)

丸“盆”という文字で用途を限定してしまわないよう“marubon”と横文字で名付けられた丸型。
飲物なんかを運ぶのにいいサイズですが、やはり楕円同様トレイや木皿にもお使いいただけます。
女性のお昼ごはんくらいの1人膳として、また流行り!?のワンプレートにもいいサイズ。
我が家では家族分の切り分けたバゲットやスコーンなんかに食卓中央で使ったりもしています。

 
続いて原泰弘さん陶製調理道具や定番すり鉢など再入荷しています。
レトロな雰囲気もあって置いてあるだけで絵になり、料理好きっぽく見えますよ。

白磁 おろし器S(W9xD14.3cm/1,296yen)、じょうご(Φ9.8xH8cm/1,620yen)、
スクイーザー(Φ17.5xH9cm/2,700yen) 全て原泰弘

卓上で生姜をおろすのにピッタリなおろし器は素麺などでこの季節大活躍してくれます。
おろし具合も抜群ですが、使用後に水をサッとかければ絡んだ繊維が綺麗に流れるのも特徴。
魚に添える少量の大根おろしなんかにも十分です。

じょうごはお醤油やオリーブオイル等を小瓶に移すとき、廃油の処理時なんかにあると便利です。
我が家ではウイスキーの業務用特大ペットボトルから通常ボトルに移すときに活躍しています♪
プラスチック製と違い油のネチョネチョがサラッと取れるのは白磁ならでは。

スクイーザーはレモンからオレンジ、グレープフルーツなんかの生搾りに。
ご家庭で生搾りサワーとか贅沢で大人な感じです。
絞り汁が流しやすいよう片口になっているのも嬉しいです。

並白釉すり鉢 SS(Φ12xH5.2cm/1,512yen)、S(Φ15xH6.5cm/2,160yen)、M(Φ17xH7.3cm/3,024yen)、L(Φ22xH9cm/4,104yen)、XL(Φ25xH10.5cm/5,184yen) 全て原泰弘 本山椒すりこぎ小(長さ約20cm/1,080yen)、大(長さ約25cm/2,160yen) ともに関根理夫

原さんの定番すり鉢が再入荷し5サイズ揃いました。
ゴマや山芋だけでなく、離乳食作りからドレッシングやバジルソースなどタレ作り、和え物やツミレにポテトサラダなどサイズによって様々な用途にお使いください。

やや開いた浅めの形に明るい色合い、片口もアクセントになっていて器としても使いやすいです。
和え物やサラダ等を作ってそのまま食卓に出せますし、通常の鉢として煮物等にも合いますよ。
同じく益子の関根理夫さんによる本山椒のすりこぎ棒も完売していた小が届いています。


沖縄がつづきます

西日本〜関東まで梅雨入りしましたね。
ジメジメ不快だし洗濯物は乾かないし子どもは外で遊べず体力持て余すしと嫌な季節です。

おまけにお茶の間ではジメジメドロドロした不倫のニュースがずっと続いています。
テレビドラマもそんなのばっかだしブームなんですか?

お盛んなのは有名人で人が寄ってくるような環境だからですかね。
自分なんかには考えられません。
もし離婚となったら慰謝料や養育費払えないし、更に子どもと一緒にいられなくなるとか無理無理。

という話を嫁はんにしたら気持ちの問題でなく甲斐性なしってだけかよってツッコミが。。。

 

ジメッとした気分を吹き飛ばしてくれそうな元気いっぱいの器が沖縄から届きました。
今回は読谷山焼北窯の宮城正享工房からのみで数も少なめですが新着分をザッとご紹介。

通常の器の前に季節物のやちむんの雑貨から。
蚊も一気に増えてきましたね。

蚊取り線香立て(W20.5xD6.5xH9cm/3,780yen/北窯宮城工房)

陶製の棒に線香を引っ掛けて舟形の器と使用する蚊遣り器が久しぶりに届いています。
今回はイッチンのものと染付のものが3種、それぞれ力強くズッシリと重厚で存在感あります。
花器として使っても面白いと思いますよ。

蚊取り線香立て 大(W18.5xD5xH12cm/3,888yen/ガラス工房清天)

実は前回グラス等ご紹介の清天さんからも蚊遣り器が届いています。
同様のモノですが見た目に涼し気ですし琉球ガラスらしいボッテリとした作りが可愛いです。
冬場には紙ナプキンなんかを立ててもイイかもしれません。

 
続いてやちむん定番もの。
柄の種類は少ないですが刷毛目みたいな珍しいものも届いています。

3寸皿各種(Φ9.5xH2.5cm/972yen)、4寸マカイ(Φ12.5xH6.2cm/1,296yen)、5寸マカイ(Φ15.5xH8.3cm/1,728yen)、6寸マカイ(Φ18.5xH9cm/2,484yen) すべて北窯宮城工房

お漬物や薬味、醤油皿サイズの3寸皿は梅干をちょんと置くだけでもカワイイです。
ご飯茶碗サイズの4寸マカイは飴色の飛びカンナ。
勢いある白化粧の刷毛目の5寸マカイは海鮮丼などの丼物や煮物の鉢、具沢山の豚汁等の汁碗に。
白地に白のイッチンで菊花唐草が描かれた6寸マカイは麺鉢には勿論サラダボウルにもいいですよ。

7寸皿各種(Φ22.2xH5.5cm/3,780yen/北窯宮城工房)

人気の7寸皿は定番柄3彩点打の染付、唐草のイッチン、刷毛目の3種で届きました。
ガッシリとした作りで柄も力強いのですが素朴で優しいやちむんらしさが感じられます。
少し深め大きめの7寸は数人分のおかずやメインのおかず、カレーやパスタにと毎食のように活躍。

8寸皿各種(Φ25.5xH6.2cm/4,536yen/北窯宮城工房)

8寸皿は点打ちに波の線彫、菊花唐草とブルーが夏っぽい染付3種で届きました。
実寸8.5寸の重厚な大皿は食卓中央でドーンと大皿料理や家族の炒め物なんかも様になります。
贈り物にも◎


ガラス器で涼を

早いもので目黒区で営業再開して3ヶ月が経ちました。
地元の方にも少しずつ認知されてきて、ありがたいことに新たな常連さんもチラホラ。
また国立時代の多摩方面のお客さまが時々フラっと来られると懐かしい顔に感激してしまいます。

1番の変化は客層が少し変わったことでしょうか。
国立ではあまりいなかった男性のお1人さま、外国からのお客さまが増えたこと。
前者は“男子ごはん”等の影響で料理&うつわ男子が増えているのと単身者も多いエリアだからかな。
後者に関しては以前ご紹介した“TOKYO CRAFT MAP”の影響かと思います。

外国のお客さまはここ2週間くらいでも台北に上海、L.A.にフランスとなかなかにグローバル。
日本の焼物が評価されているようで嬉しいですね。
ただ問題なのは殆どの方は日本語が通じません。
なので自分の拙い英語力に出川イングリッシュばりの積極性と意味のない笑顔を交えて絶賛対応中。
もっと勉強しておくんだったなぁ…。

 

さてさて、かなり久しぶりの更新になってしまいましたが新着のうつわを。
5月だというのに真夏日だったりの暑い日が多くなりましたね。
それに合わすように沖縄のガラス工房清天より琉球ガラスが届きました!

清天さんの琉球ガラスは泡盛の一升瓶の廃瓶を砕いて溶かし、新たなガラス器へと吹き直したもの。
温度変化が激しく吹くのが難しい再生ガラスはちょっと厚手で柔らかな輝きが特徴です。
清天さんのものは洗練されたデザインながら普段使いしやすいものとなっています。

まずは定番となっているコチラの3種。

左から 気泡コーングラス(Φ9xH7.3cm/2,052yen)、ノーマルグラス(Φ7.2xH9.2cm/1,728yen)、
Sモールグラス(Φ9.2xH10cm/1,944yen) 全てガラス工房清天

気泡コーングラスは8分目で120mlほどのやや小ぶりなサイズにドットのような気泡が綺麗です。
ちょっとお水をって場面や来客時のちょいお茶、ワインをカジュアルに飲むのにもオススメ。

ノーマルグラスはその名の通り清天さんの最もベーシックなグラスで所謂コップといった感じ。
シンプルながら下部から中腹にかけてある薄っすら凹凸面を反射する光が綺麗です。容量160ml。

S字に捻り入れられた深いモール(溝)が特徴的な清天さんを代表するSモールグラス。
容量180mlほどの使いやすいサイズで、モールは綺麗なだけでなく指に掛かって持ちやすいです。

 
ユラユラと輝く水面のように編み目模様が人気の“みなも”のシリーズは新顔が2種。

みなも浅グラス(Φ8.5xH6.5cm/2,268yen)、みなもロックグラス(Φ8.7xH9cm/2,700yen)
ともにガラス工房清天

お花のような形をした浅グラスはその見た目に小ぶりなサイズで一層可愛く見えます。
容量120mlほどと気泡コーングラス同様の使い勝手で、素麺のつゆ入れや小鉢使いも良さそうです。

ロックグラスはS字ラインに微妙にカーブしていて口当たりよく握りやすくなっています。
やや背が高めな形が普通のグラスっぽくアイスコーヒーにもピッタリだと思います。容量200ml。

 
グラス以外の器も涼しげです。

手器(W9xD7xH12.5cm/2,160yen)、おちょこ(Φ6.2xH6.5cm/1,512yen)、
みなも片口(W9.4xD8.2xH6.5cm/2,268yen) すべてガラス工房清天

ペンギンのような!?見た目の片口は中腹のエクボにより手にしっくりきて持ちやすくなっています。
酒→“手”器と名もシャレが効いていて、容量は口の下いっぱいで320mlと飲み屋の2合徳利サイズ。
シンプルなおちょこも合わせてどうぞ。

先のみなも浅グラスに口の付いた小ぶりな片口は容量120mlほど。
お酒というよりはドレッシング等のタレ入れ向けですが、ちょっとした小鉢にも使えそうです。

ノーマルボウル(Φ12.2xH4.5cm/1,944yen)、気泡ボウル 中(Φ18.3xH9cm/3,564yen)
ともにガラス工房清天

手前ノーマルボウルはシュッと縁が立ち上がったシンプルなボウルで使いやすいサイズの小鉢です。
アイスやヨーグルト等のちょっとしたデザートは勿論、酢の物やお浸しなども季節感が出ますよ。

丸っこい形にドット状に入った気泡が可愛い気泡ボウルは6寸鉢や丼ぶりサイズ。
2〜3人分くらいのサラダボウルに、夏場は素麺や冷やしうどん等の冷麺鉢に活躍してくれます。

底泡皿 大(Φ24xH3.3cm/3,888yen/ガラス工房清天)

大中小の気泡が入り混じった8寸ほどの大皿はちょっと満点の星空のようにも見えます。
カルパッチョや冷製パスタ、豚しゃぶサラダとかお肉料理なんかもいいですね。
無色のクリアに気泡で白っぽく見えるので案外普通の器のように使っても違和感ありませんよ。