おもひでねばねば

学生時代に7年過ごした京都、その高野交差点近くにある個人経営の居酒屋「田(でん)」。
美味しい、安い、ホールのおばちゃん愛嬌抜群!
私的イイ居酒屋3原則バッチシでした。

「海鮮いかトロロ」と「ネバーギブアップ」

こちらはその居酒屋にあったメニュー。
海鮮いかトロロなんて人数分を頼むほど仲間内の名物でした。
週1で通っていた10年以上前を思い出してご紹介すると、

「海鮮イカとろろ」麺つゆ系のお出汁にイカそうめんと山芋おろし、生ウズラ卵、山葵、キザミ海苔
「ネバーギブアップ」納豆とオクラと山芋短冊、卵黄とカツオ節で醤油をかける

だったような…。
おばちゃんはいつもニコニコ話しかけてきて、時に叱咤激励してくれる京都のオカンでした。
お店が代替わりをし、自分も京都を離れたため現在のお店やおばちゃんはわかりません。

そんなこんなで、今でもネバネバ系を食べると田のおばちゃんを思い出します。
だいぶ高齢になってると思うけど元気だといいなぁ。
ゴウくん今じゃこんなんしてまーす!

 

写真は栃木県の益子町で作陶されている及川静香さんの刷毛目5.5寸鉢。
ところどころヒビ割れた勢いのある刷毛目がカッコイイですね。
こういう器は適当に漬物を2~3種類盛るだけで様になります。

刷毛目5.5寸鉢(Φ16.5xH6cm/¥2,310/及川静香)

同鉢にイカオクラ納豆


残暑お見舞いと琉球ガラス

残暑お見舞い申し上げます。

立秋から秋分までを残暑と言うそうです。
ここのところは涼しい日もありますが、やはりまだこのまま秋へとはいかないようです。
引き続き熱中症や夏バテなどに注意ですね。

さて、昨日まで4日間の夏季休業をいただき帰省していました。
それと合わせて、常滑焼祭りにて加藤智裕さん、有松にて絞りの小物、土岐の加藤仁志さんの工房へと予定通り仕入れもできました。
そちらも入荷しましたらお知らせします!

 
沖縄よりガラス工房清天の琉球ガラスが入荷してきました。
前回すぐに欠品してしまった鉢やグラスなんかも再入荷してます。
残暑を南国のガラス器とともにいかがでしょう。

清天さんの琉球ガラスは泡盛の廃ビンを原料とし、職人さんが一つ一つ吹く吹きガラスです。
温度変化が激しく吹くのが難しい再生ガラス、その色はどこか暖かく優しいのです。
また日常での使用を前提とした、程々にアーティスティックで狙いすぎないデザインも魅力的!



されど目玉焼き

朝はパン、パンパパン♬

1年くらい前からそんな生活が続いています。
先日ご紹介した“kino workshop”の木のトレーにパン、プラス目玉焼きに野菜ジュースにコーヒー。

学生時代や勤めに出ていた時には朝ゴハンは忙しく抜き、実家にいた10代後半まではゴハンに味噌汁な日本の伝統的朝食スタイルが多かったかもしれません。

 
ところで皆さん、エッグベーカーってご存知ですか?

目玉焼き用の陶器の小さなお鍋!?みたいなやつです。
耐火性がある土で作られており、ガスコンロで直火にかけられます。

たかが目玉焼きと侮るなかれ!
これでつくった半熟目玉焼きは、風味濃厚で味にコクがあり妙に旨いんです。

 
※作り方
1.生卵を中に落とす。(油は引いても引かなくても可)
2.鍋部分をガスコンロの弱火に3~4分かける。(直接乗らない際は魚用などの網を置いた上に)
3.白身の縁と底の方から半分ほど白くなってきたのを確認し、火を止めて再び蓋をする。
4.余熱で4~5分火を通し、ソーサーに載せテーブルに出して蓋を開けたら出来上がり!
5.お好みで塩をパラっと。
(コンロの火力と卵のサイズにより変わるので要注意)
(卵の硬さはお好みで)

我が家では時間短縮したいときに、電子レンジ500Wで50秒という裏技も…。
(電子レンジと卵のサイズにより違いそうなので卵爆発注意)

 
この湯町窯(島根)のエッグベーカーは民藝運動の観点からもとても有名です。
ポッテリとしたフォルム、黄と茶の釉薬の掛分け具合、内側には花紋のスリップウェアとデザイン自体が秀逸です。
でも何よりコレで食べる朝の卵は格別!

サイズSは卵1つでシンプルに、Lは卵2つや一緒に小さくウインナーなどを入れたりも。
ちょっとしたグラタン的オツマミや赤ちゃんに離乳食を作るのにも使えますね。

湯町窯のエッグベーカーS(碗部分のみΦ8xH4.3cm/¥2,790)、L(碗部分のみΦ10xH5cm/¥3,420)