増田勉さんの個展のご紹介と刷毛目

昨日今日と朝晩の寒いこと。
朝は息子と一緒に「みいつけた!」から「おかあさんといっしょ」の時間に合わせて起きるのですが、ここ数日はテレビのスイッチを入れた後しばし布団へリターン…。
あとはサボさんとコッシー、ゴキゲンなお兄さんお姉さんにお任せです♪

 

さて、当店取扱作家の増田勉さん。
神奈川県の相模原に工房を構え、古陶に通ずるシブくも優しさの感じられる器を作られています。
(増田さんについては以前のblogも御覧ください)

その増田さんですが、今週末より千駄ヶ谷のSHIZEN(シゼン)さんで個展をされます。
新作含めかなりの数が揃いそうですし、酒器や花器などの1点物も見応えありそうです。

 
増田勉 陶展
2011.10.29 sat 〜 11.3 thu
12:00 〜 19:00(最終日17:00まで)
詳細はコチラ

いただいたDMより勝手に宣伝を…

 
増田勉さんの器ですが、当店でも定番で扱っています。
前回の三島鉢に続き、今回はこれまた人気の刷毛目の器をご紹介。

刷毛目7.5寸皿(Φ22xH4cm/¥4,200/増田勉)

 
やや黄色がかったクリーム色の増田さんの刷毛目は、力強さというよりはむしろ優しく上品。

白化粧が刷毛で全体に塗りつけられており、ところどころに鉄粉や素地の色が見えます。
使い勝手のよいサイズで少し深さもあり、細いリムがついています。

盛り皿にはもちろん、カレーにパスタ、大ぶりなメインディッシュにとガシガシ使いたい1枚です!

同皿にナスのトマトソーススパゲティ


沖縄を訪ねて’11(工房綾)

先月9月末になりますが沖縄に仕入れに行ってきました。
当店オープン前の5月に行ったときのことと合わせて作り手のご紹介。

 

当店取扱の萬羽綾子(ばんばあやこ)さん。
工房綾として読谷村にて作陶されています。

新潟生まれの萬羽綾子さんですが、琉球陶器やちむんに魅せられ二十歳そこそこで沖縄へ。
金城敏男氏と照屋佳信氏に計10年師事の後、2007年に独立されました。
壺屋の伝統を継承する巨匠の下、登り窯焼成という厳しい環境で確かな技術と経験を得たようです。

窯出しで焼き上がりを確認する綾さん

製作途中の器たち

 
そんな綾さん(バンビやバンちゃんという愛称で呼ばれることが多いようです)の作るやちむん。
壺屋伝統の線彫り掻き落としや染付の筆には大胆さと勢いがあります。
そして伝統的なものだけではなく、オリジナリティ溢れる形のものも素敵です。

しかしそこは女性、綾さんのやちむんには自ずとかわいさが同居しています。
シブい仕事のものもどこか柔和な雰囲気になりますが、だからと言って甘くなりすぎることもない。

伝統と革新、力強さと柔らかさ、そのあたりのバランス感覚が絶妙なんだと思います。

 
口調がおっとりのんびりのため、当初ポワーンとしたイメージでした。
しかし話をするにつれて感じたのは、沖縄らしくイイ意味でマイペースですがとても芯が強い!

仕事に厳しく研究も熱心です。
器について話すときに、口調は変わらずですが(失礼…)まっすぐな眼差しで言葉を選んで話されるのが印象的でした。
釉薬の具合や染付の絵も途上のようで、まだまだ理想を求めて試行錯誤しているようです。
綾さんとは同学年、その情熱に負けないように売る側も頑張ります!

 
といったものの綾さんのやちむんは大人気で、入荷してもすぐになくなってしまいます…。
写真のものも載せる前に売れてしまったのですが、11月中旬以降年内に!?いろいろ届く予定です!

染付トールカップ(Φ8.5xH10/¥1,470)、線彫り刺身皿(W26.5xD15/¥3,270) ともに萬羽綾子


北窯の器が届きました

一気に涼しく(寒く!!)なり、本格的に秋がやってきました。
自分と息子は食欲の秋が止まりません…。
季節の変わり目は体調を崩しやすいのでお気をつけ下さい。

 
沖縄よりやちむんが入荷しました!
季節感!?
温かなぬくもりを感じられますし、年中お使いいただきたい器たちです。

お問い合わせもいただきお待たせしてました読谷山焼北窯の器。
一昨日の夕方に届き、なんとか昨日より全て並べております。
入荷数の多少はありますが、宮城正享・與那原正守・松田米司・松田共司親方の各工房より入荷。

北窯のやちむんも仕入れが非常に難しいのですが、ある程度は集められ少しホッとしました。
お好きな方はお早めにご来店くださいね。

読谷山焼北窯の棚

5寸マカイ(Φ15xH7.5/¥1,680/松田米司工房)にチキンのトマト煮込み