灰釉染付のうつわ

1月も最終日となり滑り込みでのブログ更新となります。
年末のご挨拶のあと年明け1ヶ月ご無沙汰してしまいました。。。スミマセン!
今更ですが今年もどうぞよろしくお願いいたします!

 
先週は都内でも大雪があったりと記録的な寒さが続いています。
それもあってか我が家もトラブル続きでした。

正月三が日のうちから娘ちゃんが季節外れの手足口病になり帰省先で救急へ。
東京へ連れ帰り完治したと思ったら今度は嫁はんがインフルエンザB型発症。
我が家で嫁はんだけ予防接種をしていなかったので仕方ないなと思っていたら、数日遅れで息子くんにも感染して発症。
ただ息子くんは予防接種効果か2日で元気になり、登校許可が出るまでヒマを持て余していました。
そして1月下旬に漸く家族全員元気になったら、次はベビーシッターさんが体調不良でダウン。

不調なところのない自分も看病や育児でバタバタしてるうちに1月も終わろうとしています…。
バカと何とかはとは言いますが、一昨日受けた特定健康診断も問題なさそうでよかったです。
とはいえ寒い日が続きますし自分は今年本厄なので気をつけます!

 

さて2018年は常滑から届いた冨本大輔のうつわが初荷でした。
古色感のある灰釉染付のうつわ、まとまった入荷はちょっと久しぶり。
所々焦げたような釉調で鉄粉も浮いて渋いですが、縞々の染付や色合いが可愛くもあります。

灰釉染付小猪口(Φ8.5xH5.2cm/1,944yen)、
灰釉染付3寸皿(Φ9xH2.2cm/1,296yen) ともに冨本大輔

普通のそば猪口より1回り小さい小猪口は開いた形やサイズから小鉢やカップに使いたいうつわ。
向付でお惣菜や酒の肴が似合いますが、3本縞がボーダーっぽくジャムなんかもいいと思います。
もちろん江戸前風に小さな蕎麦猪口で蕎麦も乙ですし、大ぶりなぐい呑みにもバッチリ。
薬味やお新香ほか箸置き替わりにもなりそうな豆皿も一緒にどうぞ。

灰釉染付めし碗(小:Φ11.5xH5cm/ 1,944yen、大:Φ12.5xH5.8cm/2,376yen/冨本大輔)

こま筋文とも呼ばれる幾重もの輪線が描かれたご飯茶碗が2サイズ。
癖がなくベーシックながら綺麗な形です。
少食の女性やお子さま向けの小とやや大きめ標準サイズな大は夫婦や親子で揃えてもいいですね。

灰釉染付深丼(Φ17.5xH9.5cm/4,104yen/冨本大輔)

同じく輪線の深型の丼は高さがある分普通の丼よりシュッとして見えモダンです。
写真では判りにくいですが、末広がりの高台や見込みにグルリと入れられた1本線も効いています。
うどんや蕎麦ほかラーメンにも十分サイズで、カボチャ等の煮物をドサッと盛ってもいいですね。

灰釉染付7寸鉢(Φ21xH6cm/4,320yen/冨本大輔)

内側に2本、外側高台近くに1本の太線が染付られた中鉢。
シンプルな意匠で低めの高台も目立たず北欧食器のパスタプレートっぽくもあります。
広い見込みに程よい深さの使いやすい形状で食の和洋も問いません。
食卓中央で炒めものや煮物、銘々でカレーやパスタにと多用途にお使いください。


2人展懇親会&志村さん常設分

うぅ、寒い!

ここのところ11月半ばから真冬並みの寒さなのはなんなんですかね。
10月は特に週末雨ばっかでしたし、秋らしいイイ季節は今月の前半くらい。
自分が歳とったからか春も秋も一瞬で過ぎていきます。。。

 

先日お知らせした“二人展 及川静香・志村和晃のうつわ”もいよいよ来週末からとなりました。

昨年に続き2回目、新作はあっても焼き増しのようになってしまっても面白くありません。
それもあって課題みたいなもの(今回はワンプレート)も出させてもらっています。
そして何か新たな試みをということで今回総勢10名程の小規模な懇親会をすることになりました。

お忙しい土曜の晩、それも約1週間前と直前のお知らせとなり申し訳ありません。

 
【及川静香・志村和晃 二人展懇親会】

日時:12月2日(土) 19:30〜22:00

場所:ワイン食堂レインカラー@学芸大学

会費:5,000yen+tax コース料理&飲み放題

人数:定員7名 (先着)

 
陶器市やクラフトフェア、作品展の在廊日など作り手と使い手が接する場がなくはありませんが、じっくり話を聞く機会となるとそんなに多くはありません。
作り手にとっても使い手との交流は自身のうつわへのフィードバックにもなる貴重な機会です。

うつわ談義に美味しい食事とお酒、楽しく実りあるイイ機会になればと思います。
とはいえ初日打ち上げ兼ちょい早めの忘年会兼だったりなので堅苦しいものではありませんよ。

お1人さまで、またご友人と一緒になどどうぞご予約ください。
shop infoにあるメールや各種SNSのメッセージなどご都合のいい連絡方法でお願いいたします。

昨年の在店時のお2人

 

さてさて、志村和晃さんからは二人展を前に常設分のうつわが届き並んでいます。
当店が国立のときからのお馴染みが多く、志村さんの染付の定番的な仕事でもありますかね。
なので今回の二人展へは出品されないとのことです。
(ご希望があれば在庫からお出ししますし、作品が減ってきた場合並べると思います)

先にSNSで掲載しているものもありますがコチラでもご紹介しておきます。

染付オランダ輪花小鉢(Φ14.5xH4.7cm/3,456yen/志村和晃)

昨年の二人展で好評だったこちらの小鉢はこれから定番となりそうなもの。
反り開きながら立ち上がった花弁状のフチに果実が連なる染付がかわいいです。
平らな見込みに深さがあって、余白のバランスが取りやすく盛り映えするのも特徴。
お浸しなどお惣菜からヨーグルトやアイス、和洋問わず活躍してくれます。

染付そば猪口(Φ8xH6.4cm/2,376yen)、
染付切立鉢小(Φ13.5xH5.5cm/2,916yen) ともに志村和晃

形状も染付もシンプルですが縁に巻かれて鉄釉の茶褐色が効いていて締まって見えます。
だみ花文と唐草、見込みのワンポイント小さな菊!?もイイ感じ。
染付柄違いの蝶文と交互くらいにお願いしていますが個人的にはコチラが好みです。

そば猪口は8分目で120mlと小ぶりな湯のみサイズですし、コールスロー等の小鉢にもオススメ。
切立鉢の小は1人分の肉じゃがや手羽大根などに、またお鍋の取鉢にもぴったりです。

染付輪花6寸皿(Φ17.3xH3.5cm/3,672yen/志村和晃)

5枚の花弁からなる程よく立ち上がった縁、見込み中央には同じくだみ花の染付。
シンプルでラブリーすぎず古物のような雰囲気もあり、男性にも使っていただきたい輪花皿です。
ここ数年の志村さんの染付の仕事で代表作の1つといえるうつわだと思います。
コロッケなどから汁気ある煮浸しなどのおかず、持ちやすいので大きめの取り皿に、ケーキ皿にもと幅広く活躍してくれますよ。

染付小紋長角皿(W21xD11.7xH2cm/4,536yen/志村和晃)

濃淡や滲みのある花文と縁の細かな染付に縁は鉄と渋くもかわいく、こちらも既に定番。
タタラ成形による歪みや削り跡なども味わいがあり見どころの多い長角皿です。
小さめのお魚や切り身サイズで、磁器なので魚の匂いつきの心配がないのもいいですね。
オニギリや出汁巻き卵、またスライストマトやじゃがバター等の居酒屋メニューも似合います。
(今回入荷分より上代変更となっています)

 

いよいよ来週末から!

【二人展 及川静香・志村和晃のうつわ】

12/2(土)〜9(土)の8日間(期間中は無休)

 初日2日(土)は11時開店で両作家在店



久しぶりに

早いもので娘ちゃんが生後9ヶ月となりました。

離乳食や赤ちゃんせんべいをモリモリ、麦茶をガブガブしています。
先日から伝い歩きもしだしたので来月くらいには歩いてそう。
お兄ちゃんも成長早かったのですが、やっぱり下の子は上を見て育つ分余計に早いです。

そんな娘ちゃんのここ数日のブームはガラガラ声。
ご機嫌なときに森進一のモノマネのようにヴェーヴェー言ってます。
どこで覚えたのか喉が気持ちいいのかわかりませんが、早く飽きてくれないかな…。

 

さて稲村真耶さんからの新着分のご紹介。

先に店内に並んだ様子はご紹介しましたが、そこにあった2種が既に完売してしまいました。
ブログの更新が遅く申し訳ありません!
入荷情報等はSNSでは先にご紹介してることも多いので↓のどれかチェックいただけると幸いです。

■Instagram(@lion_matsuno) ■twitter(@Lion_Pottery) ■Facebook(@LionPottery)

夏の帰省ついでに久しぶりに工房にお邪魔し分けてもらってきた稲村さんのうつわ。
稲村さんの産休&育休や当店の移転などによりかなり久しぶりの入荷になりました。
白磁の青みがかった古色風の色合いや滲みと濃淡ある染付など凛としながらも柔和な表情の磁器。
女性ならでは、且つ母となってより一層優しさが感じられるような気がします。

花唐草そば猪口(Φ8.5xH6cm/3,240yen/稲村真耶)

軽やかに濃淡を出して描かれた花唐草と輪花の縁が特徴となっているそば猪口。
輪花のそば猪口は古伊万里などでなくはないですが、花弁が不均一なので斬新だと思います。
画像にありませんが内側底にもワンポイント葉っぱの染付があります。

そば猪口は日本が誇るフリーカップ、小鉢やデザートカップ等にもお使いください。
8分目容量120mlほどで濃いめのコーヒーなんか色合い的にもオシャレです。

白磁長方皿(W21.5xD12.5xH2.5cm/4,320yen/稲村真耶)

角皿ながら四隅は輪花となっている長方皿。
縁が立ち上がり深さがあるのも特徴的で、ちょっと絵画の額のようにも見えないでしょうか。

サイズや深さからお魚なら鮎の塩焼きとかサバやイワシの煮付けなんかがいいですね。
また出汁巻きとかゲソ天とか居酒屋メニューが品よく見えてイイんじゃないかなと思います。
(イイ感じの飲み屋でイイ感じの女将が万願寺とうがらしとか出してほしいって妄想)

白磁四角皿 大(W16.2xD14xH2cm/4,104yen/稲村真耶)

上と同シリーズで最近追加されたもの。
稲村さんは焼き魚をイメージされたそうで、切り身魚や1人分のお造りなんかはジャストサイズ。
そして縦横比が正方形にも近いので角皿だからと意識せず色々と使えるんじゃないでしょうか。
ケーキにおまんじゅうと和洋お茶請け、おにぎり2つとお新香っていった感じも良さそう。

白磁輪花9寸皿(Φ27.5xH5cm/9,720yen/稲村真耶)

カーテンやウェディングドレスのドレープのように美しい稲村さん定番の不均一な輪花皿。
6寸や小皿は以前扱いがありましたがコチラは径27.5cmの大皿で存在感あります。
ロクロ後に型打ちして形成するのですが、それが物理的にできるサイズの限界らしいです。

鯛の塩焼きとかアクアパッツァとか大皿料理に、これからの季節は鍋の具材を並べたりにも◎
綺麗すぎて使わないときも飾っておきたくなります。

 
そしていよいよ来週末から!

      【阿部春弥展】

9/23(土)〜9/30(土)の8日間(期間中は無休)

   初日23日(土)に阿部春弥さん在店