運動会に思いを寄せ秋の器を
ここのところ爽やかな秋晴れで過ごしやすいですね。
体育の日を含む3連休初日の今日は、各地で運動会日和だったのではないでしょうか。
そうそう、1歳児でも保育園の運動会ではちょっとしたゲームみたいなのとかするみたいですね。
来年はうちのも保育園。
先生の言うこと聞いて、みんなと合わせて動いてるとか想像するだけで涙です。
が、ピーピー泣いてばかりで、ちゃんとやってないバージョンも想定しておかねば…。
さて、その本日からの3連休。
ハッピーマンデーの10日(月・祝)は毎度ですが営業しております!
定休日振替で翌日の火曜日をお休みさせていただきます。
今さらですが今月のお休みを
■ 10月のお休みのお知らせ ■
3(月) 11(火) 17(月) 24(月) 31(月)
ということで、料理が美味しくお酒が美味しい季節になってきました。
お客様も温かみのある器を手に取られることが多いように感じます。
写真は栃木県の益子町で作陶されている大塚雅淑さんの器です。
飴釉と藁灰釉の掛分けは温かくもスタイリッシュで、これからの季節にぴったりです!
(大塚さんについては7/27のblogも参照ください)
今月は入荷が目白押しなのですが、大塚さんからも新作&リピートと届く予定。
楽しみです!
掛分け耳付き浅鉢大(W21.5xD19/¥2,940)、掛分け丸皿小(Φ15.5/¥1,260) ともに大塚雅淑
根菜と山芋の和風グラタン的なものを
京の黒い器
ちょっと前に及川静香さんの器の紹介と合わせて京都の居酒屋の思い出を書きました(8/28のblog)。
今回も京都でお世話になった1店を勝手にご紹介します。
京都の洛北高校前交差点から西へ2分ほど歩くと「美酒旬菜 山家(やまが)」があります。
母校の学生が代々バイトをしていたこともあり、学生には幾分敷居が高い小料理屋的なお店にも関わらずお邪魔していました。(昨年改築&増床され、テーブル席や個室が増え和モダンな空間に!)
プレミアム焼酎はブーム以前だったので、魔王も500円でガブ飲みしてたような…。
この山家さん。
鮮度抜群の鳥料理の数々や京野菜を用いた料理なんかが中心のダイニングバー。
地鶏の刺身はレバー、砂ずり、ハツ、ささ身の4種食べられ絶品!
他にも地鶏の唐揚げ、ハモの天ぷら、まぐろとアボガド(とんぶりとキザミ海苔を載せ山葵醤油)、鶏味噌きゅうり、万願寺とうがらし、水菜のハリハリ鍋。
文字にしてるだけでヨダレが。。。
また料理が丁寧で美味しいだけでなく、合わす器や盛り付けも素敵なんです。
(プロですし当たり前ですね)
さて、当店取扱作家の荒山浩文さん。
修行時代と独立当初を京都で、現在は丹波立杭焼の兵庫県篠山市に工房を構えています。
そして料理をイメージした器づくりをされています。
その荒山さんの炭化焼成の器。
鉄系の釉薬を薄くかけてあり、その濃淡によりマットな部分とツヤの部分とになっています。
使用とともにツヤの部分は一層ツヤが増し、ザラついたマットな部分はしっとりと。
少し赤みがかった黒、見た目より軽いのも特徴。
そして黒が料理を引き立て食卓はグッと引き締めます。
深さがあるので、汁気のある料理や高さの出るサラダなんかにも活躍します。
8寸の平鉢は日々の食卓で盛り鉢に、5寸は取り分けにちょうどのサイズ感。
京都を離れて数年後、結婚を聞きつけた山家のマスターがお祝いに器を送ってくださいました。
その黒い器、小さいサイズも特注し、今では京都から離れた国立で並べています!
炭化焼成5寸小皿(Φ15.4xH3.5cm/¥1,260)と炭化焼成8寸平鉢(Φ24xH6cm/¥3,675) ともに荒山浩文
同8寸平鉢に水菜のサラダ
おもひでねばねば
学生時代に7年過ごした京都、その高野交差点近くにある個人経営の居酒屋「田(でん)」。
美味しい、安い、ホールのおばちゃん愛嬌抜群!
私的イイ居酒屋3原則バッチシでした。
「海鮮いかトロロ」と「ネバーギブアップ」
こちらはその居酒屋にあったメニュー。
海鮮いかトロロなんて人数分を頼むほど仲間内の名物でした。
週1で通っていた10年以上前を思い出してご紹介すると、
「海鮮イカとろろ」麺つゆ系のお出汁にイカそうめんと山芋おろし、生ウズラ卵、山葵、キザミ海苔
「ネバーギブアップ」納豆とオクラと山芋短冊、卵黄とカツオ節で醤油をかける
だったような…。
おばちゃんはいつもニコニコ話しかけてきて、時に叱咤激励してくれる京都のオカンでした。
お店が代替わりをし、自分も京都を離れたため現在のお店やおばちゃんはわかりません。
そんなこんなで、今でもネバネバ系を食べると田のおばちゃんを思い出します。
だいぶ高齢になってると思うけど元気だといいなぁ。
ゴウくん今じゃこんなんしてまーす!
写真は栃木県の益子町で作陶されている及川静香さんの刷毛目5.5寸鉢。
ところどころヒビ割れた勢いのある刷毛目がカッコイイですね。
こういう器は適当に漬物を2~3種類盛るだけで様になります。
刷毛目5.5寸鉢(Φ16.5xH6cm/¥2,310/及川静香)
同鉢にイカオクラ納豆