出西窯より
昨日の帰り道、顔なじみのご近所さんとすれ違いざまに挨拶をしました。
すると自転車の後ろに乗っていた息子が
「あいつだぁれ?」
って聞いてきてビックリ!どこで覚えたか知りませんがなんちゅう口の利き方…。
ちゃんと「知らない人や年上の人に“あいつ”なんて言っちゃダメなんだよ」って教えました。
でも“あいつ”って言葉自体は親しみを込めて友人にも使いますし、幼児が使うのは生意気ですが悪い言葉だから使うなってのも違うかなぁと。
難しい。
以前にも同じようなことがありましたし3歳半くらいから時々乱暴な言葉遣いをします。
最近は1人称を“俺”って言ったりとお兄ちゃんっぽく振る舞ってるんでしょうね。
まぁ男の子って感じです。
出雲の出西窯より新しいものや久しぶりのものなど届きました。
出西さんのならではの和洋折衷でモダンなものが揃っています。
白・外焼〆深皿7寸(Φ21.2xH5.5cm/¥3,780/出西窯)
7寸サイズの深皿に内が白で外は焼締となったものが新登場。
出西さんの白にほんのり焼き色の付いた焼締の組み合わせはナチュラルな感じで優しいですね。
深さのある7寸はカレーやパスタに使い勝手のいい器です。
実際に出雲市の道の駅“湯の川”では黒色のものがカレー皿として使われていました。
今の季節はシチューにもぴったりです。
また食卓中央で家族の炒め物やサラダにと多用途に活躍してくれると思います。
深皿3.5寸(Φ10.6xH2.8cm/¥972/出西窯)
同形で3.5寸は呉須と外鉄、飴釉と外焼〆の2種で、小ささと丸っこさが可愛い小皿。
色の違いもありますがグッと小さくなるだけで印象もガラリと変わりますね。
お新香等やおまんじゅうの他、お醤油やマヨネーズ、薬味のお皿なんかにいいですね。
縁付平皿3.5寸(Φ10.7xH2.7cm/¥972/出西窯)
平らな見込みにシュッとした太めのリムが特徴的な小皿も再入荷し久しぶりに3色揃いました。
深皿の3.5寸とほぼ同サイズながらコチラはシャープな印象。
和洋問わず食卓で活躍してくれます。
縁鉄砂呉須釉皿6寸(Φ18.5xH2.5cm/¥2,268/出西窯)
定番の吸い込まれそうな呉須のブルーに鉄釉のリムが付いた平皿も6寸が再入荷しました。
色の組み合わせやリムプレートと呼べそうなデザインが洗練された印象です。
6寸はコロッケなど小さめのおかずの他、少し大きめの取皿として、またケーキ皿にもオススメ。
お野菜など食材の色もスゴイ映えますよ。
同皿にドイツパンとドライ温州みかん
■2015年より定休日が日曜となりましたのでご注意下さい■
粉引と掛分
ちょっとずつ陽が長くなってきて嬉しいです。
最も日の入りが早かった11月下旬〜12月上旬より20分くらいは遅くなりました。
より東の北海道の方なんかに比べればまだマシとはいえやっぱりすぐ暗くなるのは寂しいです。
ただ日の出は今がちょうど1番遅いころですね。
先日いつもより早く目冷めた息子がまだ薄暗い外を見て「もう夜になるの?」って言いました。
夏の帰宅時なんかに夕方の空を一緒に眺め「もうすぐ夜だね」って話をよくしていたんで、夕暮れの感じと同じように感じたんだと思います。
そう言えばこれまで暗い時間に早起きしてお出かけって経験はほぼないです。
小さいころにあった何回かはグズるのを恐れ寝たままベビーカーや車に乗せていましたし…。
4歳になりだいぶお兄ちゃんになってきたので今後はレジャーなんかで増えてくるかな。
さて、年明けから入荷が続いています。
土岐の加藤仁志さんからは鎬の入った粉引の器、益子の大塚雅淑さんから定番の掛け分けの器。
ちょっとずつですが取り急ぎご紹介。
粉引鎬小花器各種(左からΦ6.6xH10.7cm,Φ6.8xH10.2cm,Φ6.8xH10.2cm/¥2,916/加藤仁志)
艶のあるアイボリーが優しい雰囲気の粉引の一輪挿しが3種届いています。
柔らかで手仕事らしさの感じられる鎬に僅かに素地の茶や小さな鉄粉も見えて味もあります。
以前ご紹介した白磁と形は同じものもありますが、また違った印象じゃないでしょうか。
リビングや寝室の他、玄関先やトイレでも生花が一輪あると家が明るくなりますよ。
粉引鎬広口ポット(W15.7xD10.2xH12.2cm/¥8,100/加藤仁志)
同じく鎬の入った粉引のポットが新登場。
シャープになりがちな直線的な形ですが、やはり加藤さんの粉引は優しい雰囲気です。
指が4本入る大きめのハンドルが持ちやすく、内側には茶こしアミが付いています。
容量は標準的な350mlほどと1〜3人くらいで使いやすいサイズでキレもバッチシです。
掛分マグカップ(W12xD9.5xH7.5cm/¥2,160/大塚雅淑)
大塚さんからは益子青磁、飴釉がそれぞれ藁灰釉と掛け分けられたマグカップが届いています。
釉が流れて溶け混ざった部分が美しく、1つずつ個体差もあって面白いです。
オーソドックスな形ですがやや開いた口縁は口当たりよく作られています。
8分目容量170mlほどと珈琲には勿論、小さすぎず大きすぎずの使いやすいサイズだと思います。
青磁掛分長皿(W21.5xD11xH2.2cm/¥1,512/大塚雅淑)
完売していた定番の長皿は今回青磁のみ再入荷しています。
切り身魚や玉子焼き、串物等に適したサイズですが、オードブルを盛り合わせてもイイですね。
おにぎりとかトマトやキュウリなんかもオススメで、居酒屋のおつまみっぽいものが似合います。
丸い器ばかりの単調な食卓のアクセントになりますし、小さめの長皿は何かと活躍しますよ。
■2015年より定休日が日曜となりましたのでご注意下さい■
土味あふれる器
週初めに飾った新年のお花が元気です。
お花屋さんで付けてもらうこともありますが、切り花の延命剤の効果って結構なものですね。
今回もそのおかげか6日目の今日でも変わらず綺麗に咲いています。
夏に比べれば日持ちする冬だとしてもエアコンの温風が当たって環境的にはよくなさそうなのに。
お花でできるなら人間だってできそうなものですね。
同じように水に希釈して飲めば、体力的なことは別としてお肌も髪も若々しくキープしますとか。
開発したらノーベル賞もんでしょう。
密かにもう出回ってます?
ま、まさか、当店に多数ご来店いただく美魔女の方々は既にお使いでしょうか。
さて、並んだ写真だけ載せていました及川静香さんの器を個別にご紹介。
浮き出た鉄粉や化粧土の縮れ割れなど土味溢れ、たわんでいたりと個体差もあり味わい深いです。
新着いっぱいでちょっと写真が多いですが最後までご覧ください。
削りカップ(Φ9.3xH7.2cm/¥2,160/及川静香)
僅かに螺旋状となった鎬がザックリ削り入れられたカップです。
無骨な作りながらも内の粉引のクリーム色と外の鉄釉の焦げ茶の対比で優しい印象。
8分目容量160mlほどで、お茶に珈琲に焼酎にと何にでもお使いいただけます。
削り丼鉢(Φ19xH9.5cm/¥4,104/及川静香)
同意匠の丼鉢はラーメンにも十分なサイズで存在感ありますが手取りは意外に軽いです。
釉の濃淡や鉄粉も大きい分目立つので見どころも多く味わいありますね。
麺類はもちろん、大きく切った根菜の煮物や家族のサラダをドーンと盛ってもカッコイイですよ。
刷毛目長皿(W29.5xD12xH1.5cm/¥3,240/及川静香)
サンマもOKな長皿が届きました。
刷毛で塗られた白化粧の表情や縁の処理は荒々しさと静けさのどちらも感じられる気がします。
お魚料理や前菜盛り合わせ等に、また案外普通に唐揚げなんかをゴロゴロ並べてもイイ感じ。
パック寿司もコチラに移して食べれば回らない寿司屋気分!?
粉引楕円皿大(W27.5xD20.5xH2.5cm/¥3,672/及川静香)
リムもついておりオーバルプレートって形ですが及川さんの粉引だと古物のような佇まい。
同じ粉引のオーバルでも加藤仁志さんのものとは全然違う雰囲気になりますね。
7.5寸皿くらいの使い勝手で、家族の大皿やメインのおかず、パスタもちょうどな感じ。
こじゃれたパスタってより家庭的なナポリタンとか焼きうどんが似合いそうです。
粉引めし碗小(Φ12.2xH6cm/¥1,728)、粉引6寸鉢(Φ18.8xH5.5cm/¥3,456) ともに及川静香
粉引のご飯茶碗は小となっていますが、実寸は標準的なサイズとなっています。
真っ白のご飯茶碗はお米の白がいまいち美味しく見えないですが、クリーム色はイイ感じですよ。
6寸鉢は細めのリムがあることでちょっと洋風な雰囲気も。
おでんや汁気のある煮物なんかもいいですし、ロールキャベツやシチューなんかも◎
粉引面取り鉢(Φ13.5xH6cm/¥2,376)、灰釉4寸鉢(Φ12.2xH5.3cm/¥1,512) ともに及川静香
お鍋にも良さそうな鉢も2種。
これまでに何度かご紹介している面取カップ同様、不均一に面取られた粉引の鉢が新登場。
シュッと立ち上がった形と4.5寸ほどのサイズが小鉢に取鉢に使いやすいと思います。
また濃淡あるマットな鶯色に下の白化粧の縮れも透けて表情豊かな4寸鉢。
径の割りに見込みが広いので意外に量が盛れて、派手さはないけど何気なさがイイ小鉢です。
同4寸鉢に新年の煮しめ
■2015年より定休日が日曜となりましたのでご注意下さい■