冬の訪れに注器と食の道具

うぅぅ、あっという間に秋が終わり寒い冬がやってきてしまいました。
過ごしやすい気温で気持ちのいい秋晴れの日なんてあんまりありませんでしたねぇ。

冬を迎えるにあたってここ4年連続インフルエンザの予防接種を受けています。
最初は自分が感染して出産間近の嫁はんと生まれてくる赤子に移したら大変だなと始めたのですが、翌年からはお店を1人でやっているので何日も閉めるわけにはいかず習慣に。
独身時代はというと…していなかったです。
どうせ違う型のには感染するし平日病院行く時間ないし高いしって…責任感なかったですね。

今年も先の定休日に息子を連れて一緒に打ってきましたよ。
来月3歳の息子は行くのをイヤがっていたものの、しかめっ面だけで泣きませんでした。
かかりつけの女医さんがいつも優しいから我慢できたんですかね、去年はギャーギャーだったのに。
むしろ父ちゃんが「イデっ!」って声出そうであぶなかったです。

 

さて新着のご紹介。
今回は益子の原泰弘さんより届いた注ぐ器と食の道具です。

並白釉急須(最大幅W16.5xD10.5xH12cm/¥3,990/原泰弘)

温かいお茶が嬉しい季節に合わせ、淡いブルーグレーが優しい急須が届きました。
茶葉がよく泳ぎ美味しくお茶がいただけそうな形で、湯のみ3〜4杯くらいの容量400ml。
表面には貫入も入っており、お茶の色が入っていってもイイ雰囲気になりそうです。
ポット風なハンドルタイプは和洋使え見た目も可愛いですが、横手タイプは注ぎやすいですね。

並白釉片口極小(W9xD7.6xH5.6cm/¥1,050)、同片口小(W12.5xD10xH9cm/¥1,575) ともに原泰弘

同じく並白釉の片口が2サイズ。
極小サイズは60mlとドレッシングなどのかけだれ入れにちょうどいいサイズ。
また豆鉢として珍味などを盛ってもオシャレです。
小サイズは小となっているものの容量220mlとお酒にも十分で、これからの季節は鍋のお出汁やすき焼きの割り下なんかにも活躍してくれそうです。

おろし器S(W9xD14.3cm/¥1,260)、魚型おろし器(W7.5xD18cm/¥1,575) ともに原泰弘

置いてあるだけで絵になる陶板おろし器に魚型のものが仲間入り。
こんな白磁のおろし器なら食卓で生姜をおろすのも楽しくなりそうですね。
見た目だけでなくおろし具合も抜群です。

並白釉すり鉢 SS(Φ12xH5.2cm/¥1,470)、S(Φ15xH6.5cm/¥2,100)、L(Φ22xH9cm/¥3,990)
XL(Φ25xH10.5cm/¥5040) すべて原泰弘

並白釉すり鉢Sと本山椒すりこぎ(長さ約20cm/¥840/関根理夫)

定番となりました原さんのすり鉢も再入荷し4サイズ揃いました。
口が広く器としても使いやすい形と色合いなので、和物やサラダなど作ってそのまま食卓に。
ゴマや山芋だけでなく、離乳食、ドレシングなどタレ作り、和え物やツミレ、ポテトサラダなどなどサイズによって色々な用途に使い倒しましょう。


久しぶりの

前回お知らせの通り入荷が続いています。
まだかなまだかなと届かないときはなかなか届かず、入ってくる時はあれもこれもと続くものです。
一昨日は信楽の山田洋次さんからスリップウェアが久しぶりに届きました。
ブログが全然追っつきませんが先にちょっと雰囲気だけ。

アメ色とクリーム色のスリップウェア(山田洋次)

 

さてさて、まずは益子の及川静香さん。
こちらもかなり久しぶりの入荷なので、店頭で初めてお目にかかるお客様もいるかと思います。
アイドルにでもいそうな名前!?ですが“男性”の作り手さんです。
足で蹴りながら人力で回す昔ながらの“蹴ろくろ”を操り、土味のある器を作られています。

灰釉カップ(Φ9.2xH8.7cm/¥2,100)、粉引面取カップ(Φ9.8xH7.7cm/¥2,100) ともに及川静香

灰釉/粉引 めし碗(Φ12.2xH6cm/¥1,680/及川静香)

及川さんの粉引は厚手の白化粧が縮れてヒビ状になっており、鉄粉も浮き出て野趣溢れています。
かといって荒々しい感じではなく、素朴で優しい表情をしています。
また最近取り組まれている渋いグリーンの灰釉。
流れて濃淡のある深緑はマットな質感に、粉引同様に縮れた白化粧が程よく透けてイイ塩梅。

灰釉カップは8分目容量約200ml、粉引面取カップは180ml。
お湯のみとしてお茶はもちろん、こういうカップは珈琲も似合いますし焼酎もバッチリですね。

やや浅めのフォルムのめし碗は標準的なご飯茶碗サイズで、手取りが見た目より軽いのも特徴。
白ごはんをこんもり盛りたくなるようなシンプルですが味のあるご飯茶碗です。

刷毛目豆皿(Φ9.2xH2.2cm/¥840)、同4寸鉢(Φ12.5xH5cm/¥1,470)、
同5.5寸鉢(Φ16.5xH6.3cm/¥2,730) 全て及川静香

刷毛でぐるりと伸びやかに白化粧が掛けられた刷毛目の器が3種届いています。
抑えられた艶にしっとりとした質感で、カッコよくどこか品もありますね。

少し深さがあるので醤油皿として良さそうな豆皿ですが、梅干し2〜3個乗せるだけでもイイ感じ。
4寸鉢はご飯茶碗を浅くしたような小鉢で、お浸しやおから煮なんかが合いそうです。
肉じゃがが似合いそうな5.5寸鉢ですが、数人分の煮物やお惣菜にも使いやすいサイズです。

刷毛目5寸皿(Φ15.5xH2.7cm/¥1,890)、同7寸皿(Φ21.8xH3cm/¥3,990) ともに及川静香

全体円状に刷毛目が入った刷毛目皿はフチが少し立ち上がった平皿で、見込みはほぼフラットな形状となっています。
粉引の透明釉でなく淡い灰釉を掛けているため、僅かにうぐいす色っぽく見えるでしょうか。
鉄粉も無数に浮き出ており雰囲気あるお皿で、あえて洋食を合わせてもステキだと思います。

小さめのおかずや取皿向きの5寸皿ですが、平らなのでケーキ等洋菓子も盛りやすくオシャレです。
メインのおかず向きの7寸皿には鯵の開きなど干物、そしてパスタやカルパッチョもありかと。

刷毛目角皿(W18xD12xH2.2cm/¥1,890)、灰釉6.5寸鉢(Φ19.5xH8.5cm/¥3,990) ともに及川静香

刷毛目角皿の刷毛目は透明釉の掛かった通常のタイプで、小ぶりで少し深さがあります。
形を生かして切り身魚やだし巻き卵、また漬物盛り合わせなんかもいいですね。

深さがありどっしりとした灰釉6.5寸鉢は少したわんだところも味わい深い鉢です。
根菜の煮物なんかをドーンと盛ると良さそうですが、ラーメンやうどんの麺鉢としても使えそう。
実際にお客様が丼にとお求めになりました。

 
及川さんの器。
2年ほど前は無骨で男らしい反面粗さもあったのですが、なんかグッとよくなった気がします。
建て替え前の吉祥寺いせやで熱く語りあったのが懐かしい。


いろいろ届いています

先週末からの3連休、国立は例年通りの盛り上がりを見せました。
年々人出も増えているとか。
おかげさまで横道の当店にも続々とお客様が来られ、盛況のままSALEを終えることができました。
本当に沢山のご来店ありがとうございました!

 
その前日はお休みをいただき日帰りで益子秋の陶器市に行っていました。
いつもは家族揃って車で行くのですが、今回は1人だったので久しぶりに電車でした。
となると電車で寝れるからと前日の晩に夜更かし&深酒してしまうのが悪い癖。

早起きし予定の時間通りに国立を出たのですが…やらかしました。
朦朧とした頭にイヤホンからは音楽、乗り換え案内通りうまくいっていたはずが電車乗り間違え。
普段からですが乗り換え案内って乗り換え時間に余裕を持たしてあるので、降車位置がよくサクサク歩くと一本前に乗れちゃいますよね。
まんまとその罠!?にハマりました。
それも携帯のアラームを降車時間に設定し乗った瞬間睡眠スタート。起きたらアレレ?
結果予定より2時間近く遅れて到着し、早足で見て回りましたとさ。

 

連休に合わせて益子から読谷からと器が次々届きました。
バタバタのSALE中も用意出来たものから順次出していき、2日目には全て並べられました。
個別の写真など準備ができていませんので、届いたものの一部を店内写真で載せておきますね。
詳しくは後日ご紹介いたします。

並白釉すり鉢各種(原泰弘)、本山椒すりこぎ大小(関根理夫)

粉引・刷毛目・灰釉の器(及川静香)

読谷山焼北窯、松田共司工房と宮城正享工房から入荷がありました