ストレス解消

ゴールデンウィークも明けて一気に日常に戻りました。
4月から新たな環境となった人には5月病なんて方もいるかもしれませんね。

Wikipediaによると、5月病には気分転換をしてストレスをためないよう心がけるのが良いとのこと。
でもそれができる人は5月病にならないような…。
うつわ屋としてオススメするなら、いつもの飯碗や湯呑&マグを変えてみるのはどうでしょう?
何気ない普段の食卓、毎回使うような器が変わると気分も変わりますよ。

また最近の個人的オススメは教育テレビ“ピタゴラスイッチ”の装置のDVD。
子どもの日に息子に買い与えたのですが、息子以上に父親がハマってしまいました。

テレビで見たことのある人はわかると思いますが、あれもストレス解消になります。
手作り感満載のドミノ的な仕掛けを幾つもクリアし、最後にバシッとピタゴラスイッチのロゴが出現。
そして「♪ピタゴラスイッチ」のジングルが流れる。
DVDはこれが連続していて爽快です!
あれを作る仕事があれば就きたかった…。

 

さてさて、増田勉さんから器が届いています。

まずは粉引の石皿。
一点物では2回ほど並んだことがあるのですが、まとまって入ってきたのは初めて。

石皿とは江戸時代に街道茶屋で煮しめなどを盛る皿として使われ始めたもののようです。
昭和初期くらいまで大量に作られ、食堂なんかでおかずがドカンと盛られていたのでしょうか。
骨董に見られるものは大きくとても重いのですが、こちらは家庭的なサイズと重さになっています。
形も鉢のように深さを持たせてあるので、家族の煮物やサラダを盛りつけるのに良さそう。
ところどころ鉄粉の入った柔らかな粉引もイイ感じで、現代的な石皿だと思います。

粉引石皿7.5寸(Φ22.5xH6.5cm/¥5,250)、8寸(Φ24.5xH6.8cm/¥7,140) ともに増田勉

 
そして三島手の浅鉢が久しぶりに登場です。
増田さんの三島はクリーム色の白化粧が愛らしく、上品なのですがカジュアルな感じもします。
渋すぎないので普段の食卓で何気なく使いたいですね。
もちろん酒の肴やハレの日にもバッチリです。
(増田さんの三島については以前のblogにも)

三島4寸皿(Φ13xH3.3cm/¥2,100)、5寸浅鉢(Φ15.5xH5.2cm/¥3,990)、6寸浅鉢(Φ18xH6cm/¥5,250) すべて増田勉

同5寸浅鉢にしば漬けドーン

 
自分の場合は「お気に入りの器でいっぱい食べる」→「ストレス解消」です♪


ハレの日

本日は成人の日。

成人の日といえば自分のころまでは1月15日だったんですけどね。
そしてそれが終わると新年ムードも終了に。

でも10年ちょっと前から海の日、敬老の日、体育の日と一緒にハッピーマンデーに。
連休が増えて経済効果がってことでしたが、それも何だかなぁと思います。
そして定休日が月曜の当店は祝日の月曜は営業しており、翌日の火曜が休みになりややこしい!

また、成人の日といえば毎年ニュースで報道されるヤンチャな若者たち。
昔から程度の大小はあれどあったと思います。
それをメディアが映像で流すから…新聞の隅っこや地域の欄にでも載せておけばいいのに。

と成人の日に愚痴ばかりですが…

 
『新成人の皆様、めでたく成人を迎えられ、おめでとうございます!』

(このblogをご覧いただいているハタチの方なんてほとんどいないか)

 
写真はおめでたいハレの日にもカッコがつく増田勉さんの三島皿。
取皿としてはもちろんお浸しやお漬物に、また深さがあるので汁気のあるものにも◎

三島4寸皿(Φ13xH3.3cm/¥2,100/増田勉)

同皿に落雁

増田さんの三島については昨年のコチラもどうぞ


増田さんと三島

増田さんも三島さんもまずまず多そうな苗字です。
子供のころは佐藤さん鈴木さん、はたまた山田さん山本さんなんていう苗字に憧れました。
学年に何人かいたりしますよね。
それだけでお互い勝手に親近感!って感じ!?

私!?
かつて1人だけ同級生に同姓がおり、やはり勝手に親近感でした。
向こうがか弱く大人しい男の子だったため仲良くはなりませんでしたが…。

 
神奈川県相模原市で作陶されている増田勉さんの三島手の器。

三島手とは陶芸の象嵌という装飾技法の一種で、彫った模様の中に白化粧土を埋めて焼いてあります。
古陶「古三島茶碗 銘二徳三島」(千利休が所持し三井家でナンチャラ…)の写しでもあるのですが、まぁ難しいこと抜きにシブくカッコいい器です!
お酒の席に合う見てくれで、かなり料理映えもします。
また二徳というだけあり、内は三島手の外は刷毛目と2種の装飾技法を楽しめます。

そして大変に手の混んだ仕事でありながら、他の作家さんの三島と比べお買い得感あり♬
男前な佇まいですし染みがどうとか気にせず、毎晩の食卓でガシガシ使いたいですね。
18cmの浅鉢は食卓の中央で、13cmの皿は取り皿にと使用頻度が高いサイズも嬉しい!

三島4寸皿(¥2,100)と三島6寸浅鉢(¥5,250)/増田勉

同鉢にタコの酢の物