日々の焼締

ワァーナァメロォン!

英語の幼児教室的なプレスクールに行っていないときはほぼ店内にいる5歳男児。
タブレットで動画やちょっとしたゲーム、簡単なドリルやお絵かき、あとは店の前で自転車やボール遊びなんかをして過ごしています。
ABCもロクに知らず時々“えいごであそぼ”を見ているくらいだった英語に馴染んできたようです。
覚えてきた単語やフレーズの言い方もネイティブっぽく、上記スイカの発音なんてピカイチ。
さすが耳で覚えて舌も柔軟な幼少期って感じです。

 
えーい、開けてしまえっ!

と再開し、あっという間に過ぎた2週間。
その間に店内の柱の塗装や表通り用の小さな看板作りも終わり漸く落ち着いたかな。
(再開前に終わってるのが普通ですが 汗)
とはいえ確定申告がノータッチという恐ろしい事案が発生しています。。。

 

さて入荷も続々と。
加藤仁志さんから定番品少々に昨日は増田勉さん、さらに出西窯からも届きそうです。
今回は開店に合わせて届いていた松村英治さんの器を焼締中心にご紹介。

まずは当店では初めての施釉された器。
織部のような緑と瑠璃色が混ざり深まったような色合いにテカっとした艶が色っぽいです。
他にお皿なんかもお願いしていますが、渋いそば猪口が一足早く届きました。

青緑そば猪口(Φ9.2xH6.5cm/2,160yen/松村英治)

荒目の土を用い無理にキッチリ整えず挽かれ、ロクロ目が残った力強い表情がカッコイイです。
釉の濃淡も出ていて溜まった部分なんかも味わいありますね。

そば猪口としてはもちろん、8分目で140mlほどとお茶や珈琲のカップとしても◎
食材の色が映える濃色ですし太めの形が小鉢としても使いやすそうです。

 
焼締の器は初めてという方に是非オススメしたい松村英治さんの器。
使い始めから嫌なザラつきがなく、しっかり焼き締められていてカビなんてまず生えません。
手間と工夫のもと普段使いしやすくしつつもガス窯焼成とは思えない豊かな表情です。
さらに使用とともに色が深まりしっとりとやや艶っぽく器が育つのも楽しめます。
(詳しくは過去のブログを参照ください)

焼締4寸小鉢(Φ12xH5cm/2,160yen/松村英治)

広い見込と程よい深さが使いやすい小鉢が久しぶりに届きました。
返しの付いた縁がスプーンですくいやすいのでウチの息子は2歳から愛用してたりします。
色が映えますし青菜のお浸しなんかもちょっと小料理屋っぽく見えますよ。
サイズの割りに盛れるので数人分のお酒のアテなんかもイイ感じです。

焼締段皿 6寸(Φ18xH3cm/3,024yen)、8寸(Φ24xH4.8cm/4,104yen) ともに松村英治

太めのリムが付いてシュッとしたお皿が2サイズ新登場。
洋皿っぽい形ですが見た目は焼締で食の和洋を問わず使いたいですね。
形もフラットなリムプレートってわけではなく少し深さもあるので幅広く活躍してくれそうです。

6寸はコロッケくらいのおかずやケーキやトースト、ちょっと大きめの取皿にもいいサイズ。
8寸はトンカツなど大きなおかずやパスタ、家族の炒め物なんかにお使いください。

焼締角鉢(W27xD27xH6.7cm/7,560yen/松村英治)

対角では34cm超と尺皿くらいのサイズ感の大鉢が2点届いています。
今回のものは緋色の出方が面白いですね。
食卓中央にドーンと出せば存在感たっぷりですし、角なのでサイズの割りに収まりもイイです。

大家族なら日常的に使えますが、2〜3人でも余白を生かした盛りつけをしたりお鍋の具材を一式盛ったり、来客時に大皿料理や人数分のパスタ、サラダをドサっと盛ってもカッコイイですよ。
また結婚や引越しのお祝いにもいいんじゃないでしょうか。

同鉢に義兄の店“プーレドール”のロティサリーチキン。
持ち帰りや通販用の下味付きを自宅オーブンで焼いても美味しいんです♪(宣伝スミマセン!)

 
追記:
焼締の器はご使用前に少し水に浸すとグッと色が深まり、染みや臭いつきの予防にも多少なります。
それでも染みますし目止めしても染みて育っていきます。
気にせず吸わせて、最初ムラがあってもそのうち全体に馴染んでカッコよくなってきますよ。


3月のお休み&焼締の器

花粉症の季節がやってきました。
今週は春を思わせる陽気の日もあり一気にきましたねぇ。
まだ立ち上がりで症状は軽いものの目のかゆみに鼻水鼻詰まり、頭痛もとそこそこ勢揃い。
今シーズンへの対策として秋から飲みつづけている乳酸菌…これでも効いてるのかな!?

これから2ヶ月続くと思うと気が重いですが何はともあれ明日から3月。
一雨ごとの暖かさを感じつつ桜を楽しみに切り抜けます。

それでは3月のお休みのお知らせを。

 
■3月のお休み■

1日(日) 8日(日) 9日(月) 15日(日) 22日(日) 29日(日)

 
定休日の日曜以外に、勝手ながら9日(月)は都合によりお休みさせていただきます。
お間違いのご来店ありませんようお願いいたします。

 

半田の松村英治さんより焼締の器が届いています。

松村さんの焼締は普段使いしやすいよう手間と工夫のもと作られています。(過去のブログ参照)
使い始めから気になるザラつきはなく、しっかりと焼き締められカビの心配もありません。
焼締の器は初めてという方にも是非オススメしたいです。

焼締ならではの土そのものの風合いと窯のなかで無作為に形成された素朴な表情が味わい深く、使用とともに色合いが深まりしっとりとした質感になってきますよ。
見た目の個体差が大きいのでお気に入りのものを探していただければと思います。

焼締5寸皿(Φ15.5xH2.8cm/¥1,944/松村英治)

小さめの5寸皿でもそれぞれ表情豊かですね。
重ね焼きの跡の他、火の回りや土の鉄分等により黒、褐色、灰色とに変化しています。

緩やかに立ち上がったシンプルな形で派手さはありませんが使い勝手が良さそうです。
1人分のお刺身やお浸しなどのおかずに、お茶請け、また取皿にもと活躍してくれます。

焼締7寸皿(Φ21.3xH4.7cm/¥3,240/松村英治)

同皿に焼きうどん(2年ほど使用している私物をサッと水に潜らせて)

7寸くらいのサイズになると存在感があり黒が食卓を引き締めます。
少し水に浸してから使用すれば色が深くなり、一層食材の色が映えるとともに染みや匂いつきを多少予防してくれます。

7寸皿ですがやや深さもあり鉢っぽくも使えます。
家族の炒めものなどに、トンカツなど大きなおかず、またパスタなど洋食もカッコイイですね。

焼締角鉢(W27xD27xH6.7cm/¥7,560/松村英治)

正方形の対角はなんと34cmを超え、尺皿くらいのサイズ感の大鉢です。
なかなかの存在感ですが丸でなく角なので食卓中央にドーンとしても収まりがイイと思います。

どの家庭にも必ず1つはあるというサイズではありませんが1つあると嬉しいですね。
大家族でなくとも親族や友人が集まった際に煮込み料理やパスタ、サラダをドサっとしたいです。
またお鍋の具材を一式盛るのにもオススメ。
結婚や引越しのお祝いにも◎


9月のお休み&焼締の器

代々木公園を発生源として!?東京では“デング熱”とやらが騒がれています。
デング熱って全然馴染みがありませんでしたが、蚊を媒介して高熱の出る感染症なんですね。

蚊から人へ、その人から蚊へとどんどん広がるものなんでしょうか。
重症化することはまれなようですが心配ですね。
決して鼻が腫れて大きくなったりはしないようです。
(↑最初“テング熱”と見間違えたときのイメージ…)

遅くなりましたが9月のお休みをお知らせいたします。
ちょっとというかかなり変則的になります。

 
■9月のお休み■

1日(月) 8日(月) 16日(火)〜20日(土) 29日(月)

 
都合により中旬に5日間臨時休業させていただきます。
8月も夏期休業をいただいたのに2ヶ月続けてまとまった休業があり申し訳ありません。
代わりというわけではありませんが15日(月祝)と22日(月)は営業となります。
ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。

 

さてさて初めてのご紹介、松村英治さんの焼締の器になります。
注文していたものが一部届きました。
松村さんは愛知の常滑のお隣り半田市にて焼締の器を中心に土の魅力溢れる器を作られています。

釉薬を掛けずに焼成された焼締の器は何と言っても土そのものの自然の風合いが特徴。
窯のなかで無作為に形成された素朴な表情はそれぞれ個性があり魅力的です。

松村さんの焼締はガス窯焼成により効率は上げつつ薪窯同様に窯変するよう工夫されたもの。
本焼きを3回繰り返すことでしっかりと焼き締まり、その合間には表面をペーパーでヤスリ磨き滑らかな手触りに仕上げてあります。
それにより扱いやすさと焼締の魅力を兼ね備えた普段使いしやすい器となっています。

無釉のため使用とともに表情も変化していきます。
全体的に、あるいは部分的に色合いが濃くなり、しっとりとした質感でほんのり艶も出てきます。
木製家具や革製品、ジーンズなどが経年変化とともに馴染んでいく感覚に近いでしょうか。
焼締の場合悪く言えば染みなのですが、変化を楽しみつつ器を育てていく喜びを味わってください。

焼締めし碗(Φ11.8xH6.3cm/¥2,160/松村英治)

標準的なサイズのご飯茶碗ですがやや深さのある形に黒に近い茶褐色で締まった印象です。
ご飯茶碗は初めての焼締として取り入れやすいでしょうか。
白米の白は際立ち、混ぜご飯なんかも色が映えて美味しく見えそうです。

焼締めん鉢(Φ19.5xH8.7cm/¥4,104/松村英治)

麺鉢は6.5寸ほどと大きめで、うどんや蕎麦だけでなくラーメン鉢としても使えるサイズです。
これくらいの丼ぶりだと焼締の表情も力強く存在感あります。
カボチャなどゴロとした煮物やサラダなんかを盛ってもカッコいいんじゃないでしょうか。

焼締小鉢(Φ12xH5cm/¥1,944/松村英治)

広い見込と程よい深さが使いやすい小鉢で、縁の内側が返しのようになっているのが特徴です。
1年ほど自宅でも使用していますが、この縁がスプーンですくいやすく息子のお気に入りだったり。
(焼締の器でヨーグルトやアイスも食べる生意気な3歳児…)
銘々の小鉢としては勿論ですが、家族分のお新香なんかを盛ってもいいですね。

同小鉢にキャロットラペ

焼締の器は盛り付け前に水にさらすと色濃く艶やかな表情になりグッと締まって見えます。
また土ものの器との相性もイイですが、染付やガラスとの組み合わせもイイですよ。